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「どこのケーキだろうか……教授に教えてもらわねば」
「俺が聞いてくるからいい」
「栗原先生、回診行こう」
「ぅん」
立ち上がってひょこひょことついてくる。
「…うん？」
「何でもないです」
誘ったような顔して！そんな顔皆に見せてんのか！
「栗原先生、ちょっと待って」
「え？んっ…」
ちゅ、と唇を当てる。ゆっくりシャツのボタンを外すと慌てたように肩を押される。
「っ、おい」
「ここ、付けとかなきゃ」
鎖骨の辺りをちゅ、と吸う。
「くっ…ぅ、ん」
エロい声……。
「目印。俺達の恋人だからね」
「……そういう意味なのか？これは」
「うん」
「じゃあ、見せていた方がいいのか？」
「いや、不用意に見せるものじゃないけどね…ね？渡海先生」
「あぁ」
「ふぅん…ならどうすればいいのだ？」
「襲われそうになったらこれ見せて。で……」
コソコソとキラーワードを教えた。