「着いたぞ。好きなだけ歌え」
「ヤッター!」
「料金は」
「松本さん…」
キラキラうるうるな瞳で松本さんを覗き込む。
「しょっ、翔!俺はその手にはもう」
「ちょっとだけ…安く、できる?俺ら、働いてるからさ。ね?」
「……だぁっ!今日は払わなくていい!ただし、3時間だけだぞ!」
櫻井先輩のおかげで楽しく過ごせて、そのまま送ってもらうことになった。
「二宮くんの家は…」
「あ、俺の家で大丈夫です。な?ニノ」
「…ぅん」
えぇー!?
「ここか?」
「はい。じゃあ、翔くん、相葉ちゃん。また学校でね」
「おぅ、じゃあな、智くん」
「ニノ、バイバイ」
「ん。行こう、ニノ」
「…///ぅん」
肩を抱かれてそりゃあもう可愛い顔のニノが大野先輩の家に入っていった。
「…お前ら付き合ってんの?」
「ばっ!松本さん!」
「あ、はい!付き合ってます!」
「そんなに嬉しそうに言うな!////」