昨年秋から、隣で6階建ての鉄筋ビルの建築が始まりました。

 普通は、覆いで囲まれていてビルの工事の様子は分かりません。最先端の工事という印象でした。

 隣のビルは2階の工事までのときなど、4、5階の外階段からよく見えました。

 高さ15メートルくらいのクレーンがあって、外からミキサー車がきてコンクリートを送り込んでいるようなところは、大きなビルの工事のときのイメージのとおりでした。

 

 普通、壁の厚さは12センチから30センチくらいのようで、その中に鉄筋(黒い、ごつごつした鉄鋼線)が走っています。 

 1階のところを上から見ていると、クレーンで運ばれた鉄筋や板のパネルを、作業の人が何本かずつ担いで運び、鉄の線で結んで組み上げています。

 このような鉄筋とコンクリートのものを「RC造り」といい、H型などの鉄の柱が入るものは「SRC造り」です。

 柱や壁の鉄筋を組み上げた後で、木の枠(型枠)で囲み、上からコンクリートを流し込みます。木枠の組み立ても人力になります。

                          

 コンクリートミキサー車が来てコンクリートを流し込むときは15人~16人くらいの人が忙しくしています。 

 何十年前くらい前の、中国の鉄筋ビルの工事の写真を見ていたときに、外に高さ何十メートルの竹の足場が組み立てられていて、いかにも人海戦術のイメージでした。しかし、足場が竹か鉄パイプかの違いを除くと、どうも鉄筋ビルつくり方は、東京で今作られているものも、中国の竹の足場のときのものも違いはなく、殆どのビル工事は手造りのようです。

 それでスポーツ新聞でいつも「鉄筋工」や「型枠工」の募集がある理由が分かりました。

                  

 20台で司法試験の勉強を始める前に、地方の建設関係の業界紙の仕事をしていたころ、予め組み立てられた「パネル」(「カーテンウォール」)で覆って能率を上げるような工法が最先端のイメージがありました。しかし、軽い印象があるためか主流にはなっていないようで、超高層ビルでも、鉄筋と、H型鋼とコンクリートの組み合わせのようです。

 

 また、私が以前に仕事をした建設会社は、ダム、トンネル工事からビルの建築まで扱っていて、最近は女性を前面においたコマーシャルを流しています。

 土、鉄筋、コンクリートを扱う仕事で人手不足が続く中では、女性や外国人の手を借りることも多くなってきました。

 地下工事ではシールド機が活躍し、コンクリートの工事の後は、パソコン、ドローンと、近代化も進んでいますが人手が頼りの基本はどうも変わらないようです。