連絡を断ち、

見えないところへ行ってしまった。

彼は、こちらが何をしても、

思い通りになってはくれない。

優しい言葉ひとつ、気遣いの言葉ひとつ、

かけてはくれない。

最初はあんなに、熱い視線投げてきたのに、

どうしちゃったのだろう?
 



何をしても無駄だと分かり、

残されてひとり、自分に向き合って、

日々を過ごしている。

ずいぶんと強くなった。

周りにも優しさが溢れ出した。

そんな時、

彼(ランナー)は目覚めないの?

いつになったら目覚める?!

私は、こんなに頑張ってるのに。

なんで、私だけ?

って、

思ったことありませんか?






ふと、

思ったんです。

あれ?

彼は最初から目覚めていたんじゃないかって。



目覚めていたからこそ、

最愛の人を

自分から手放したんです。



チェイサーは、

恐怖心を時間をかけて乗り越えていく。

離れていても一人じゃないんだと、

分かるのにも時間がかかっている。


でも、

彼、ランナーは、

時間などかけない。

恐怖心は最初から持ってすらいないんだ。

既にひとつであるって知っているんだ。



だから彼はあんなことが出来たんだって、

思うのです。