昔、家族で時々、

このようなスライド映写機を使って写真を見るのが楽しみでした。


すっごく古いものですよね!誰もこんなのリアルで知らないですよね(笑)?

映写機で見ていた写真は、両親が若い頃、海外に行っていた時の写真です。

外国の景色、若い両親の笑顔、仲間たち。
白い壁に大きく映し出されます。

フイルムを一枚手に取って、光にかざして眺めても、何が映っているか、小さすぎて分かりにくい。

映写機は何メートルか離れた壁に、映像を大きく映し出してくれます。

部屋を暗くして楽しむ、この家族の映写会が楽しくて大好きでした。父の思い出話付きです。

父は機嫌が悪いと怖いんですけど、こういう時は話も面白く、こういう時には怒られることもないから。話の方も楽しめていましたね。




サイレント期間もこれに似てるな〜って。

映写機と同じ、音声の無い世界。

物理的に離れることで、オリジナルの情報(愛)を増幅させ、大きく心に映し出します。

部屋は暗く、現実感は薄れています。

現実はそこにあるけど、映像に惹きつけられています。

映写機は、壁から近すぎると、ピントも合わないし、小さくしか映りません。




離れることは増幅させること。

お互いの愛は、最初から存在していたフイルムだ。

出会ったばかりだと、そんなフイルムがあったことも忘れている。

離れて、やっと、意味が分かるように、大きくハッキリと映し出されるのかも知れないね。