彼と出会った時、お互いにマスクをしていたのです。

なので、お互いに、目しか見えていませんでした。

どんな顔なのか、よく分からないのです。

私は、何度か顔を合わせた彼が、ジッと見つめてくるので、なんだろうこのお兄さん…なんで?

って思っていました。

目を普通より長く合わせて、おはようございますのあいさつをするだけ、そんな関係がしばらく続いていました。

私はマスクを取るのに、勇気が必要でした。

どんな人でも、マスクを付けている方が美男美女に見えます(^^)

顔の下半分を自分の好みの顔で想像するから、らしいですよ。

幻滅〜、とか、思ったより年上じゃないか、とか思われたら?

心の表面でそう思ったんですけど、ある日、マスクを外して彼に笑顔で「おはようございます」って言ったんですね!

その時、私の中では絶対的な自信があったんです。

私は彼の女神なのだから、すごく喜ぶはず!

彼は、私を見て、後ろに倒れそうになっていました。

あまりにも驚いて。

生まれてから一度も、自分がこんなに誰かから驚かれたことは無いです。




次に会った時、彼もマスクを外していたのです。

「おはようございます」しか言わなかったけど、

心に響いて来たのは、

「これが俺だよ」

自信満々ではなかったけど、照れ臭そうに。

その時、彼の裸を見たくらいの気持ちになって、

ああ!全部見せてくれたんだって思ったのです。


絶対的な自信など、初めから持っていた訳ではありません。

彼がくれたものです。

彼に出会ってすぐ、出会う直前かも知れませんが、肌が急に綺麗になったり、別人のような表情になっていたので。

普通、黒目の大きさなんて変わりませんよね。

先日、10年前の証明写真を見て驚いたのですが、黒目が今より小さいんです!

証明写真あるあるかも知れませんが、人相悪いし…

ここに写真を載っけるわけにはいきませんが…

10年前の私は、怖い女、戦う女の顔をしていて。

今は、目を見開いても黒目の丸い縁が隠れています。

それに目が光ってる。

新しい証明写真を撮りましたが、今度は優しそう。

この目も、表情も、彼がくれたんです。

そのことをマスクを外した時の私は、既に分かっていたんだな、って今思います。

今回かなり具体的な話なので、しばらくしたら限定記事に移動するかも知れません。

いつも読んでくれてありがとうございます