〈シンデレラ ふたりの姉〉
の続きです。
前回の考察は、こうでした。
ふたりの姉は、姿形を変えていくらでも出てくるエゴの象徴。
シンデレラはピュアな心、魂の象徴で、愛に溢れた存在の象徴。
母親は良い悪いをジャッジするという超自我の役割。
今回は、シンデレラがなぜ王子様に選ばれたのか考えます。
ふたりの姉も、母親も同じ一人の女性の心の中表しているということで考えて行きます。
シンデレラはパーティに連れて行ってもらえませんでしたが、鳥たちがドレスを用意してくれ、内緒でパーティに参加します。
これは、「お前なんか価値が無い」というエゴの声を聞かずに、自分を信じたから出来たことなのではないでしょうか。
どうせ自分は…
なんていつまでも思っていたらチャンスは掴めなかったんです。
ほんとうのパートナー(王子様)が現れる時、ここぞという時、不思議な力にも助けられて、魂が目覚めるのかも知れませんね。
青空文庫にグリム童話のシンデレラが掲載してありました。
前回の考察をした後に見つけて読んだのですが、
最後、ふたりの姉は目を失ってしまっていました。
目を失うということが意味するのは、
魂が目覚めたら、エゴはもはや魂に対して影響力を持たなくなる。
ということ。
目の役割は魂に移行したのです。
エゴは、衣装や宝石、外見の美、地位や名誉を見ていました。
魂は、愛ですべてを見、すべてに愛を見るからです。