愛のためなら、

捨てられる。

恋愛感情。

捨ててみると、

自分の中から恐れや不安がなくなっていることに気づく。


彼が、幸せだったら良い、
などと、綺麗事を言っているわけではない。

人間としての彼の存在を、
忘れようとしているわけでもない。

目に見える彼は、
幻のようなものかもしれないけど、

私に大事なことを知らせに来た
大事な人であることには変わりない。

彼は、肉体を持った人間であるだけではない。

私の中にも存在しており、
それは、
私が赤ちゃんの時から一緒だった。

彼はひとつの姿じゃない。

私の中で、何が気づかせる【思い】であったり、光の姿になり、私を愛しに来ることもある。

この先、

何かが起こるのか、起こらないか、
わたしには分からない。


いつまでも、
肉体での恋愛感情にしがみついていてはいけないのだ。


これは、矛盾でも何でもない。

恋愛感情を捨て、

彼を捨てる、

とまで決意したのは、

彼が教えてくれた

わたしの中に生まれた彼への愛なんです。


捨てたところで、

私の身体は、

彼からの愛と守りを感じて、

小さく震えています。

何も変わっていない。
 


今、思えば、

人間同士で、出逢った時、

彼は私にものすごく惹かれていたと思います。

でも、

悲しそうに小さくため息をついて、

私を愛しながら無視したんです。

彼はもう既にその時、

一番大事な私のために、一番大事な私を捨ててくれていたんです。