1.消費税とは
消費税は、事業者から物品の購入やサービスの提供を受ける際にかかる税金で、価格に対して課税されます。
課税対象は、
①国内において、
②事業として、
③対価を得て行う、
④資産の譲渡・貸付および役務の提供
です。
所得税等と異なり、負担するのは消費者ですが、その税金を納めるのは物品やサービスを提供した事業者です。
不動産に関する税金には、税金が少なくて済む特例がたくさんありますが、消費税については、自宅であろうが区別なく消費者が負担します。
!!不動産取引においては、このような場合は消費税はかかりません!!
・土地の譲渡・貸付け(∵土地は「消費」されるものとは言えないため)
・借地権の設定・譲渡(∵土地に準じる)
・住宅の貸付け(∵国の政策的配慮)
・不動産取引を事業として行っていない、サラリーマンなどの個人が売主となる取引(∵売主に納税義務がないため)
2.誰が払うか
消費者が消費税を負担し、事業者に払います。
事業者は預かった消費税を国や都道府県に収めます。
3.いくら払うか
売買価格またはサービスの価格×5%※
※5%=国の消費税4%+都道府県の地方消費税1%