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うんちくコラムニストシリウスのブログ

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■消費増税避けて通れない…首相が党内協議で訴え
(読売新聞 - 12月29日 20:35)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1863842&media_id=20

■小沢氏、グループから8人離党を渋々「黙認」
(読売新聞 - 12月29日 10:39)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1863376&media_id=20




①野田総理は消費税増税法案を出すのか?
→出すのだろう




②消費税増税法案は通るのか?
→自民党、公明党が賛成するか、しないかによる。しかし、消費税増税法案を潰せば、野田総理は退陣に向けてまっしぐらだから、自民党は反対し、通らない。肝心なのは公明党が賛成するか、公明党が賛成すれば自民党は賛成する。公明党が反対すれば間違いなく、小沢グループが造反否決。




③来年、総理は変わるか
→野田総理が政治生命をかける消費税増税法案を通せるか、小沢一郎氏が有罪となるか否かによる。

→消費税増税法案が可決された場合
→野田総理続投。内閣不信任案で小沢グループの賛成、可決で解散の可能性はあるが、震災による政治不信、政局批判の今日であり、かつ自民党、公明党も賛成しての消費税増税である以上、内閣不信任案提出はできない。



→消費税増税法案否決の場合
→野田総理が衆議院解散、総選挙で民主党大敗、自民党・公明党連立で衆議院多数に、自民党総裁の谷垣禎一氏が総理大臣になる。



小沢氏有罪の場合
→野田総理続投

小沢氏無罪の場合
→検察審査会が控訴するかにもよるが、小沢氏は党員資格停止処分解除、「消費税増税反対」「官僚政治のムダの排除」を掲げて、9月の民主党代表選挙に立候補、小沢無罪効果で前回よりサポーター票、議員票を増し、サポーター票では野田総理に約二倍の差をつけられるが、議員票では野田総理に勝利し、良い勝負をする。

小沢氏が勝つには、消費税増税に反対の民社党グループ会長田中慶秋氏の支持を得ることが絶対条件となる

【仮に、小沢氏が勝った場合】→野田総理退陣、小沢総理に。ただ小沢氏がどれほど総理を続けられるかは、盟友鳩山氏が苦しんだ「普天間基地移設問題」にどのように取り組むかによる



【来年の政治】
来年も良くも悪くも小沢氏ありきの政治になると思う。見所はずばり来年4月の小沢氏の裁判の結果次第と言える。


政治不信、政局批判が強いが、無論来年も政局中心の政治

国民は嫌かもしれないが、政治オタクとしては来年も政治から目が離せない。
一挙放送朝まで見たからレビュー♪

誰かが言った。
人生の悲劇は2つしかない。
金のある悲劇と金のない悲劇
世の中は金だ。金が悲劇を生む。



「腐ったこの国を買い叩く」
そう言って、10年ぶりに日本にやって来た鷲津政彦
彼はホライズン・ファンドの日本代表として、様々な日本企業を買収し、再建することで利益を得ようとする。

そんな鷲津のライバルが、かつての上司でもあった三葉銀行の芝野、そして、鷲津の買収によって自殺した父を持つ西野


回を重ねていくごとに、鷲津、芝野、西野、そして鷲津がアメリカに渡った原因を作った三島製作所の娘である三島由香の行動や人間的変化が描かれる。



私が好きなのは第4話

「激震 株主総会」

三葉銀行とのバルクセール、サンデートイズ再建等を成功させた鷲津政彦は、アメリカの軍需会社であるレンダント社の依頼を受けて、日本の代表的企業である大空電機の買収にかかる。

そこに立ち歯だかったのが大空電機社長塚本に再建の依頼を受けた芝野と、創業者であり、家族主義的経営を掲げ、日本的経営の代表的経営者であった大木昇三郎

大木と芝野に経営参加を拒否された鷲津は大空電機の経営権を奪うべく、株主総会でのプロキシーファイト(委任状争奪戦)に出る。



その株主総会でのこと

株主総会に出るべきはずの会長大木は病気で欠席

鷲津は言う。

「大木昇三郎は、カリスマは、もうこの舞台から去りました。皆さん、そのことを認識してください。」

会場:ざけんな!、無礼な!

「彼は高度成長期のシンボルでした。日本の誇りでした。だが、その誇りは、もう消えたんです。」

会場:いい加減にしないか…余計なこと言うな…

「誇りで飯が食えますか。誇りで、業績が上がりますか、商品が売れますか。そんな実体のないものに囚われて、古い慣習から抜けられず、組織が硬直化して赤字800億という、今日の事態を招いたのではないのでしょうか」

「しかし、それが現実です。大木会長と共に古き良き日本型企業もまた終わりを告げた。大空電機は、いや日本の企業は、生まれ変わらなくてはならないのです。」

「皆さん、今こそ、株主として新たな時代を切り開いていくべきではないのでようか」

そう発言する鷲津を芝野が止め、大木会長の手紙を、鷲津への会社側の意見表明として代読する。


株主の皆様。
病にて、大事な総会に出席できぬことを大木昇三郎一生の不覚であります。お許しください。

今、病床にあって思い出すのは、終戦直後、たった五坪のレンズ工場の前から見上げた大空の青さです。
焼跡の上に広がった大きくて青い空、あれは希望の空でした。

戦時中、私は軍需工場でレンズを磨く技術を覚えました。
戦後、戦争のためのレンズがカメラに使うようになり、小さな工場を始めました。

ファインダーを除くと、レンズの向こうに笑顔が見えました。
泥だらけの顔もあった。少し疲れた顔もあった。
でも、みんな一様にほっとした顔に見えました。
レンズの向こうに確かに感じた人々の温かな息遣い。
それが、私のものづくりの原点です。

人と人とを繋ぐものづくり。
それが私にとって、大空電機にとっての使命だと思います。

時代は変わります。
つくるものも変わります。
しかし、人と人との繋がりは変わりません。

帳簿の数字ではない。
目先の利益だけを追っていてはものはつくれない。
長い目で見て地道な努力の上に、人と人とを繋ぐものづくりという大空電機の魂が生まれるのです。


会社は生き物と仰る方がいました。
その通りです。
大空には、人と人とを繋ぐものづくりという魂が宿っています。
会社を動かしているのはこの魂です。

残念ながら、大空電機は今苦境に立っています。
その最大の原因は、カリスマなどとおだてられてきた私自身にあります。

私には大きな責任がある。
その点は、皆さまに深くお詫び申し上げなければならない。
私も、もうそんなに永くはありません。
だけど、それで良かった。



従業員が力を合わせればこの苦境は必ず……

従業員が力を合わせればこの苦境は、必ず乗り越えられます。
株主の皆さま、後3年時間を下さい。
3年で大空電機は変わる。

残念ながら私にはそれを見届ける事は難しそうです。
株主の皆様、どうか私の代わりに大空を見ていて下さい。
私が死んでも、大空電機の魂は死にません。


以上です。

芝野「たった今、大木会長は永眠されました。」

(ざわめき…)

そして、芝野は続けます。

ここに、会長が手直しされたフェニックス計画(債権計画)があります。
先ほどの、株主様のご指摘通り、大木会長の亡き後我々はどうすべきか、何がこの状況を切り開くのか、社員一人一人が創業者の気持ちになって考えてみる必要があると思っています。

株主の皆様、3年の猶予を下さい。
従業員全員で、フェニックス計画を完成させれば、大空電機は再生します。
そして、大木会長が大空電機に託した夢と希望を必ず取り戻します。

株主の皆様、どうか、どうか3年…
3年の時間を…
3年の時間を…我々に下さい。


よろしく…お願いします。




会場:頑張れよー!

株主総会は、大木の遺言とも言える芝野の発言により形勢が決まり、大空電機側の提案の可決、ホライズン側の提案の否決となった。


会社側への声援で湧く株主総会と大空電機社内

次の株式公開買付け(TOB)に向け、鷲津は株主総会を去る。

そこで、鷲津を新興IT企業の社長となった西野が待ち受ける…


続編は自分で見て下さい(^^)♪

というか、この株主総会の良さは実際に見た方が早いですw
http://dramato.blog98.fc2.com/blog-entry-5189.html
以前、1993年の細川連立政権から2009年の政権交代までを描いた「永田町・権力の興亡」の続編♪

重要場面と証言だけをまずはコピペ

●政治主導崩壊の始まり
民主党政権交代後すぐの予算編制、財務省抜きの政治主導による予算編制に困っていた菅直人国家戦略担当大臣に、当時財務省主計局長だった勝栄二郎が言った。
「副総理自らが予算を作らなくても、我々(官僚)が民主党のマニフェスト通りに沿った予算編制を作りますよ」
→菅は勝の提案に乗り官僚主導による予算編制 が始まった。

●総理大臣としての菅直人、菅直人の政策
菅が参院選前に消費税増税をする決意をした理由について、菅側近津村啓介氏が聞いた菅の発言
→「あの小泉純一郎さんでさえ、支持率7割を誇った小泉純一郎さんでさえでき ないことがあった。つまり消費税だと。そのことをきちっとやり遂げて、次の世代に渡すのが自分たちの世代のやり残したことだと」

消費税に信念を燃やす菅が総理在任時の鳩山と交わした発言について
→鳩山「鳩さん、あなた普天間で今苦しんでいるけれども良い方法があるよ。普天間を消すには、もっと大きなテーマを 国民に伝えればいいんだ。それは消費税だよ。消費税の発言を言った途端にふっ飛ぶからと。菅さんが消費税を言った時、あーついにおっしゃったなと言う気が しました」

公明党に協力を求めるべく支持母体創価学会の美術館を訪れた菅の行動に対して
→公明党の漆原氏「あれは官邸から来た話で、『菅総理からのおみやげだ』と。 これを公明党に対するおみやげだという風に感じる感性はいかがなものかなと。むしろ、総理の、官邸の、底の浅さを感じました」

●菅直人と小沢一郎(序章)
民主党幹事長だった小沢が、暫定税率維持等を主張し、政府の予算編制を決めたことへの菅の不満(内閣と党の仕事を分けたのに、党の幹事長が内閣の政策決定に影響を及ぼすのはいかがなものか)を受けて、小沢
→「それなら自分たちで決めなさいよ。自分たちで決められないものを、誰かが泥をかぶってね、やればあいつけしからんと。もう民主党の一番悪い癖だね。じゃあ、自分で責任取って自分で決めろと。まー経験のない人が多いからね、仕方ないね」

●菅直人と小沢一郎の対立
鳩山辞任後、後継総理に名乗りをあげた菅直人に、側近は小沢への根回しを勧めたが、菅は拒否する。菅側近の津村啓介氏はこう述べる
→「やっぱりトロイカ体制を守るという、守りの姿勢で総理をすると、自分のやりたいことができない、自分の個性が発揮できないと思われたようだ」

鳩山の後継総理となった菅の「脱小沢」について、小沢側近の高嶋良充氏は
→「選挙を勝つための方策として、脱小沢で人気を急上昇させて、参議院選挙に勝つための方策だと 思っていた。小沢さんもそうだと思っていた。自分を餌にして、鯛を釣ってくれるのなら、俺は海老になって良いよと。それで勝てるのならそれにこした事はな いよと」

消費税増税を主張して、参院選挙に惨敗、ねじれに追い込まれた菅内閣について
→鳩山「もったいないことしたなぁと。勝てる選挙だったと。こんな結果なら辞 めなくて良かったなぁと」
→小沢「国政選挙で敗れたらね、リーダーは責任取らないとダメですよ。突然消費税を言い出してね、民意を見誤っちゃったね」

菅がねじれ国会による政権運営の困難を受けて早期辞任するのではと言った側近高嶋良充への小沢の発言
→「君はまだ甘いなー、こう言われた。なぜですか?と聞いたら、菅くんの性格知ってるか?と。権力亡者とは言わないけれども、権力にしがみつくぞと。どんなことがあっても辞めない。どんなことがあっても。」

国難ともいうべき東日本大震災の中での国民不在の権力闘争(菅降ろし)という批判に対して
→小沢「国難だからこそ変えなくちゃいけない。そこの発想が違うんだ日本人は。だって欧米を見なさいよ。みな変わってますよ。状況に応じてリーダーを選んでいくというのは、何にもおかしくない」

菅降ろし、菅批判に対して
→菅「私は、何か決定的に間違ったとか、決定的に何かが失敗したという風には思ってません。原子力行政を根本から変えなきゃなら ないというのが、あの事故の大きな教訓ですから。その道筋をつけたいと。それまでは、私の責任の下でしっかりやらせてくれと」

●鳩山由紀夫、菅直人、小沢一郎
かつて盟友だった小沢、鳩山、菅の3人が政争に至るほど対立した原因について
→鳩山「ある意味では上っ面の部分ではお付き合いはあったけれども、お互いに疑心暗鬼になってしまっていて、その能力をお互いに認め合おうとしなかった」
→菅「小沢さんの場合は、基本的には、鳩山政権でも小沢さんが中心の鳩山政権で誰がやっても小沢さんが中心の政権を目指される」
→小沢「マニフェスト、あんなもの作ったのが悪かったみたいな話をね、今になってしたりね、何ていうかなー無茶苦茶なんだよね、そういうところがね」

小沢・鳩山・菅が、考える民主党政権の評価について
→菅「私は、歴史的に、今から10年後になって見れば、あの時に色んなことが大きく変わったなと。必ず 言われる民主党政権だったと。私は今でもそう思っています」
→鳩山「2年の間に3人目の総理まで出さざるを得なかったこと、その最初の総理としてご期待に応えられなかったことは、やはり国民の皆さんにお詫びしなければならない。毎年日替わり、年替わりのように代わるということは、国力を衰えさせてしまう以外の何物でもない」
→小沢「後は国民がどう考えるかだ。歌を忘れたカナリアはカナリアじゃないと思うのか、格好はカナリア風だからまだ良いやと思うのか。どうも2年前のあの時歌っていたカナリアは今やいないと思いつつあるというのが、実体かもしれないね。だから、それをもう一度、歌を取り戻さなければならない」





<個人的な見た感想>
面白かった♪♪♪、面白かった点としては、
①前防衛大臣の北澤俊美(羽田元首相の側近)が、なかなかの軍師(狸)だと初めて知ったことw

②菅直人と小沢一郎は、そもそも性格が極端に合わない(絶対友達になれない)+菅直人の小沢一郎への憎悪は極論言えば、嫉妬だと改めて再認識したことw

③鳩山元首相が、オバマ大統領にもらった手紙を大事に持っていること

④一回、財務省に頼ったら、増税マンになっちゃうということ。つまり、財務省には人を洗脳させる能力があるらしいということw

⑤菅側近でさえも、一切良いこと言ってもらえない菅さんw





興味ある人はぜひ見てください♪