実は私、特に好きな経営者が3人います
一人目は、常に流通革命の牽引役であったダイエーの中内功さん
二人目は、常に町工場経営者の親父さんとして生き抜いた本田技研工業の本田宗一郎さん
三人目は、「やってみなはれ」で常に関西経済を支えたサントリーの佐治敬三さん
実は、普段理屈大好きコラムニストだからこそ、温かみのあり、魅力ある人間が何よりも大好きです
冷たい人間な私だからこそ、温かい人が好きです
でもこのお三方はすでに亡くなられており、
このような激動の昭和を生き抜いた経営者の方のお話を生で聞けなくなっているのが今の私には残念でならなかったのですが
ついに今日、大和ハウス工業代表取締役会長で知られる昭和の生き証人、樋口武男会長のお話を、関西学院大学様のおかげで、聞くことができました
大和ハウス工業は実は関西創業の企業で、創業者の石橋信夫さんは立志伝でよく話題にされる経営者です
その石橋さんの後を継がれた樋口会長の人生の歴史をついに聞くことができました
正直、人生であれほど熱く魅力にあふれた話し方・生き方をされている方に初めて出会いました
亡くなった尊敬する祖父以来、本当に久しぶりに昭和の話を聞けたのが良かったです
人に迷惑をかけるな
正直に誠意をもって生きよ
みな、私が両親や祖父母に教わった大切な言葉です
そして、またそれを実行できてない自分は今日も天国の祖父にペコリ頭を下げました。
ちなみに両親と祖母はまだ生きてます
今日の話を聞いて、もっと自分に一つも非難できない生き方を真摯にしようと思いました
ですが「言うは易く行うは難し」で、きっと私はまた調子に乗る時が来ると思います
それでも自分の軸を持ってきっといつか克服したいと思います
講演は75分予定だったのに90分も語ってくださった樋口会長本当にありがとうございました
今日からも、また次なる違う一歩を私も歩んで行こうと思います
最後に感動的な樋口会長のお話を一つします
創業者石橋信夫さんに言われたことらしいです
老いるという字と考えるという字、
上に曲がるか下に曲がるかそれがその人の価値を決める
今から上の線を消しゴムで消して、下に一本つけ加えたい私なのでした(笑)
この講演の後、樋口会長はカンブリア宮殿に出ておられましたね。
樋口会長のお顔を見たのは、あの時が後にも先にも最後ですが、人情味あふれる「男」の中の「男」というイメージそのままの方でした。
「熱湯経営」読みました。