G渡辺会長、清武氏に謝罪要求
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1810404&media_id=2
日本の新聞界のドン、メディアのドン、清武よりずっと良い文章話してる
このナベツネ会見のメリットを挙げると
①巨人軍の人事問題と、大王製紙・オリンパスの問題は、法的問題として次元が違うものであること
→これは、まことナベツネの言う通りだし、別にナベツネが人事に口出したって何の問題もない。
②桃井オーナーが清武擁護、裏切りに回らないように、一切桃井オーナーを攻めていない、かつ「アメ」として「巨人軍代表取締役」という地位の保障を与えている
→「桃井君は私のもっとも信頼する人物であり(しかも信頼する人物の1人と言ってないのが神、GJ)」
→今しっかり飴与えて黙らせておけば、ほとぼりが冷めれば退職に追い込むのもアリだしね(笑)
③ナベツネクーデターを押さえるために、読売新聞代表取締役社長の白石興二郎氏を将来の読売のトップにみたいな発言をしている
→「この人事(桃井オーナー解任人事)は85才になる私(ナベツネ)が巨人軍の経営から、将来的に身をひき、20才若く、桃井君の先輩である白石君に読売本社と球団とのパイプ役を委ねる意図であって」
→この発言の上手さは自分の年齢を口にすることで、白石氏に将来経営を譲りますというニュアンスを与えていることにある
→まー、ありていに言えば菅直人前総理の「一定の目処」と同じ感じ
④清武氏の功罪を実に論理的かつ具体的に話しているところ
⑤「江川コーチ」構想は原監督から言い出した、私(ナベツネ)は岡崎コーチとの問題もあるので、助監督が相応しいと考えた、江川氏とは事前交渉をしていない
→というちゃっかり原監督への責任擦り付け+あえて江川助監督と強調+江川の顔を立てる
→原監督が文句を言う、反論するタイプを見越しての発言
⑥「清武のせいで」江川助監督を実現するのは困難と、素早くこの問題の幕引きを図ろうとしている
⑦清武の行動は会社法355条の忠実義務違反だが、謝罪すれば許してやるという脅し
→実はナベツネ氏の口出しも罪にはならないが、清武氏の暴露会見も罪にはならない(だって、江川コーチの情報流出がどれだけ巨人軍に損害を与えたなんて誰も立証できんでしょ)、つまり合法なのに、あえて忠実義務を挙げて、清武氏に圧力をかけているところ
結論を言えば、今回の一件ナベツネの圧勝だね
さすが、今までこういう修羅場をたくさん乗り越えてきた百戦錬磨の腕前は違うね
ところで、最近の人はナベツネ不要、引退論が多いみたいだけど、うちはナベツネは現代でまだまだ必要だと思ってる。
こういう権謀術数を繰り広げてきた人間の能力、知恵、経験はまだまだ参考にされてしかるべきだし、こういう黒幕(悪玉)がいない世の中はそれはそれでつまらない(笑)
ところで、今日のナベツネ会見を見て、うちは、ナベツネさんにはまだまだ読売新聞の社説を時々書いてもらって(笑)、少なくとも死ぬまで、小粒な政治家が目立つ日本政界にご意見を言ってほしいと思う(^-^)