大学をでてから、営業職につき、その男は誰にも文句を言わず

結果がでないと自分のやる気の問題と悔しいがるほど

愚直な男だ。

 

そしてその会社へ勤めてから7年程が経つ時

昇進をした。

支店長という役職になっていた。

 

29歳支店長!

 

確かに良い響きだ。

その業界では29歳で役職に就くことが

早い出世で素晴らしく賞賛された。

 

しかし。現実は楽な話ではなかった。

 

パワハラってやつだ。

支店長になった愚直な男にも当然だが上司がいる。

 

結果から言えば

その上司はパワハラ、理不尽のオンパレード。

もしかしたらその上司も精神的に参っていたのかもしれない。

 

だが、その男も含め部下にとって関係ない。

理不尽は理不尽。

パワハラはパワハラだ。

 

でも会社という限られた空間だと何故か

そのパワハラも容認してしまう。

 

誰でも分かってはいる。

パワハラはダメだって。

おそらくその上司も知っていることだろう。

そして愚直な男をいれた部下も知っていることだろう。

 

でも愚痴にこぼすことはあっても

実際にその現場で行われているコミュニケーションの

ほとんどがパワハラだとは誰も気づかずにいた。

 

そんな中、出世した男は

どんどん日々、精神に傷が入っていくことだけは感じていた。

 

『会社へ行きたくない』

『でも行かなくちゃいけない』

『俺が精神的に参っている?認めたくない。』

『親戚のにいちゃんに相談しようか?いや、にいちゃんに相談したら

最後、おそらく辞めることになるだろう。それは最終段階だ。』

 

そんな独り言がグルグル頭を駆け抜けては消え

駆け抜けては消え、その苦しさを忘れることができるのは

家に帰って眠る時だけだった。

 

その唯一の現実を脱出できる寝る時間さえ

末期の時は寝れなくなり、どんどん睡眠が浅くなっていることに気づく。

 

『もうダメだ!!』

『世話になってる親戚のにいちゃんにだけは伝えよう』

 

そして親戚のにいちゃんに伝えることにした。

その時の親戚のにいちゃんとのやりとり。

 

にいちゃん『どした?』

愚直な男『いや、もしかしたら精神的にやばいかも?』

 

にいちゃん『会社が原因か?』

愚直な男『そう。』

 

にいちゃん『先に言っておくけど、俺に連絡してきたということは

      かなりお前の中で我慢してる状態だから、まずプライドを捨てて

      精神クリニックへ予約したほうが良い。

      もしできるなら明日、そのまま行け。』

 

愚直な男『やっぱそうだよね。すげぇしんどいんだよ。』

 

にいちゃん『そりゃそうだ。会社なんてどうにでもなる。

      なんなら辞めて良い。お前の身体をお前が一番に心配してあげろ』

 

愚直な男『わかった。』

 

そして愚痴な男は翌日、倒れた。・・・・

 

続きはこちら。

http://ameblo.jp/knowledge-carrier/entry-12183258551.html