阿部倉司は何かを拾った。

小さなボトル。

中には小さな紙。


“助けて!”


紙には少女の叫びが書き綴られていた。

本土で閉じ込められている少女のメッセージだった。

名前も書かれていたが

阿部倉司には解らない。


聞き覚えもない名…

“岸田百合”

そして最後に書かれていた一文…

“あの女は…”


その後は破られていて

読むことはできなかった。