スマイルサービスのふざけた主張を許すな! 2月18日(水)の傍聴行動に参加しよう! | 悪徳不動産会社スマイルサービスとの闘い   blog版

スマイルサービスのふざけた主張を許すな! 2月18日(水)の傍聴行動に参加しよう!

次回審理に向けて傍聴呼びかけのビラを作りました。


悪徳不動産会社スマイルサービスとの闘い   blog版-11次

テキストはこちらになります。

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スマイルサービスのふざけた主張を許すな!
2月18日(水)の傍聴行動に参加しよう!


〇スマイルサービス裁判って?


スマイルサービス事件は、西新宿にあるスマイルサービスという不動産賃貸業者が行った違法行為による被害を回復させるとともに、その責任を社会的に追及する事件です。スマイルサービスは、保証人不要で敷金ゼロ礼金ゼロのいわゆる「ゼロゼロ物件」を取扱い、入居時の初期費用を格段に安くすることで、主にフリーターや外国人、仕事を失った人などを対象としてきました。このような貧困層を対象としたビジネスは「貧困ビジネス」と呼ばれ、スマイルサービスはそんな貧困ビジネスの居住部門といえます。
スマイルの違法行為は、家賃滞納をきっかけとした違約金や鍵交換、部屋への無断侵入、荷物撤去処分に及び、本裁判はそういった被害に対する損害賠償請求事件です。08年10月8日に5名が提訴、さらに12月17日に4名が提訴し、現在9名の方が原告になっています。
また、貧困ビジネスを共通項として、安心できる住まいを求める闘いは全国に波及しており、大阪や福岡では家賃保証会社による鍵交換や違約金徴収という被害が確認され、大阪では訴訟や刑事告訴に発展しています。


〇被告答弁書のふざけた内容


スマイル裁判の1回目の審理は、昨年12月17日に行われ、原告2名が被害を受けた苦しみや相手企業への怒りを法廷で陳述しました。来る2月18日(水)の第2回審理では、08年12月10日付で出された被告の訴状に対する答弁書への反論が主になります。
被告答弁書の内容は、金銭的賠償に応じるとはしているものの、違約金の徴収、鍵交換や荷物撤去については、原告らとの合意に基づくものであったので違法ではないと主張し、あろうことか、スマイルサービスは「不動産の賃貸を行うに当たり、建物所有者であるいわゆるオーナーの利益のみでなく、賃借人の利益も確保することを目指した」。従来物件では初期費用などが理由となって入居できない低所得者に対して、初期費用を低く設定し入居できるようにするために「鍵利用契約システムを開発した」、などと主張しています。
まさに貧困層を狙って収益を上げる貧困ビジネスであることを自認し、開き直っている主張です。しかし、違法な違約金を徴収し、鍵交換、無断侵入、荷物撤去さらにはすべての荷物の処分まで行っておきながら、その加害者であるスマイルが、賃借人の利益の確保を目指したなどと主張することを決して許すわけにはいきません!
スマイルこそ継続的かつ組織的に貧困層を狙って、一銭でも多く搾り取ろうと血道を上げてきた違法悪徳企業なのであり、被害者に謝罪や反省もなく、法廷内でも被害者を貶めないがしろにする主張を続けるこの企業は、社会的に強く断罪されなければなりません。
そのためにはさらに大きな社会的注目が必要です。2月18日(水)に行われる第2回審理では、原告代理人による被告答弁書に対する反論要旨の陳述がされる予定です。ぜひ傍聴をお願いいたします。


〇安心できる住まいを求めるための闘い


この冬は、いわゆる「派遣切り」により働く場と同時に住居も失う方が路上に投げ出され、労働と同じく住まいの問題もこれまでになく注目されました。また、住居の問題は、「派遣切り」被害者だけではなく、野宿を余儀なくされる労働者やファーストフード店や個室ビデオ店、ネットカフェなどで夜をしのぐ住まいの貧困(ハウジングプア)の問題でもあります。
スマイルサービスを含め、これらは共通して住まいのセーフティネットが確立していないことが原因であり、住まいの保証を民間賃貸業者や企業福祉に委ね、公的賃貸住宅はその補完的な役割にとどまってきたこの国の住宅施策に根本的な問題があります。
すべての人は安心できる住まいへの普遍的な権利をもっています。住まいは生活の拠点であり、生存にとって必要不可欠な、なくてはならないものです。その拠点を失う不安に付け込み、違法な利益を上げていたスマイルの責任を追及すると同時に、そのような不安を解消するための住まいのセーフティネットを求める大きな社会的うねりを作り上げましょう!


『第2回審理傍聴行動』
日時:2月18日(水) 12:50集合
集合:東京地方裁判所前(地下鉄霞ヶ関駅A1出口からすぐ)
集合後、全員で東京地方裁判所631号法廷に入ります。
傍聴後は、そのまま弁護士会館の報告集会へ。