第6波ビラ | 悪徳不動産会社スマイルサービスとの闘い   blog版

第6波ビラ

7月26日に行った『ゼロゼロ物件被害110番』を告知する内容のビラを直前に作りました。


被害110番にはビラを見たといって連絡していただいた方も多く、作ったかいがありました。


裏面は、初めて英語でビラを作りました。内容は基本的なスマイルの不当性を訴えるものです。


スマイルにはやはり外国人の方も多く入居されていて、法的知識がなかったり日本語が分からなかったりという悪条件からさらに不利益を被っていることが容易に想像できます。共通の敵を討つためには国籍なんて関係ないのは当り前です。
もっと呼びかけを強化して、一人でも多くの仲間とつながっていきたいです。


このビラを撒いたことを理由として、7月19日に警察の職務質問弾圧を受けました。
違法な職質と警察の介入により逃亡を図るスマイルに対して抗議声明が出ていますので、こちらもぜひお読みください。ビラ入れ職務質問弾圧に対する抗議声明 です。


ビラはクリックすると大きくなります。



裏面です。



せっかくなんで、文字にも起こしておきます。英語は残っているここでも読めます。


瓦解寸前!
スマイルサービスをさらに追い詰めよう!
被害110番を実施!
7月26日は03-3352-7177までお電話を!


貧困ビジネスの代表格


㈱スマイルサービスは、新宿区西新宿7-10-19 西新宿ビル1Fの小滝橋通り沿いにある不動産会社で、主に都内にあるワンルームマンションの入居者の募集や契約を扱っています。JR中央線沿いに、ピンク色の派手な看板を出しているのでご存知の方もあるかもしれません。この会社が扱っている物件は、敷金ゼロ礼金ゼロの、いわゆる「ゼロゼロ物件」と呼ばれるもので、通常であれば、敷金礼金や仲介手数料を取られるのに比べ、入居時の初期費用を格段に安く設定しています。そのためか入居するのは、主にフリーターや外国人、仕事を失った人などが多いようです。スマイルサービスは、そのような社会的立場の弱い人間との情報格差や経済格差に付け込み、本来得られるはずのない違法な利益を上げています。
こういった営業は社会的な弱者を食い物にする「貧困ビジネス」と呼ばれ、最近大きな社会問題となっています。スマイルサービスも、実名でAERA(2008年7月7日号)に掲載され、拡がる貧困層をターゲットにし違法性の高い営業をしていると指弾されています。


ついに賃貸借契約を認める!!


そんなスマイルサービスですが、最近の契約書で驚くべき変化があります。スマイルの契約の特徴は、入居契約を賃貸借契約であると認めず、一時使用の鍵利用契約であるとしていることだったのですが、直近の契約書では、なんと賃貸借契約であることを認めています。その一方で、一時使用のための借家であるとして借地借家法40条の適用を主張し、借地借家法の適用をなお逃れようとしています。借地借家法40条の一時使用は、催し物や選挙事務所といった使用目的からして短期間の賃貸借であることが客観的に明白である借家のことをいいます。しかし、みなさんは生活のための居住空間として住んでいるのであって、短期間の居住を目的とし予定して住んでいるわけではありません。
はたしてこのような主張が維持できるのか相当疑問です。
また、23区外では、突如スマイルサービスは撤退し、バジリカへの契約変更を求め、それに伴い、賃貸借を認めた定期借家契約を白々しくも主張しています。
これまで無断の居室立ち入りができるとしていたのは、鍵の利用権だとして排他的独占権のある賃貸借を認めていなかったことが理由となっているはずですが、賃貸借を認めた上でこれからも同じことを続けるのでしょうか? あるいは、これまでやってきたことの責任をどのように取るのでしょうか? 行くも地獄引くも地獄。すでに進退極まれり。
スマイル内部に動揺が走っているのは明白で、そこに見えるのは、自分たちがこれまで犯してきた罪の重さに気づき、追及が迫ってきたことに恐れおののき、付焼刃的に言い繕うことでなんとか責任を逃れようと必死にもがく断末魔の姿に他なりません。
今後の動向にさらに注意が必要です。


いつまでたっても不当悪徳企業


人は一度契約するとそれがどんな契約であっても、守らなければならないとか、契約に書いてある以上なにをされても仕方がない、と思いがちです。しかし、法律上ではたとえ契約していても無効になる契約があります。たとえば、数日家賃が遅れただけで、家賃の30%以上もの違約金を請求する契約は、違約金の上限を定めた消費者契約法9条2項で無効になります。
実際、違約金についてスマイルサービスは違法性を認め、返還を求めた入居者に対してのみ返還に応じています。しかし、いまだに明確な謝罪をせず、元入居者も含めた支払った履歴のある全員に対しての返還を行っていません。取ってはならないお金を取っていて、返さねばならないことも分かっているにもかかわらず、なお謝りもせず返しもしない。
この事実がある以上、スマイルサービスは永久に不当悪徳企業であり続けるのです。
しかも現在もなお「生存確認出張料」などというふざけた名目の実質的な違約金条項を残しています。まったく改悛の余地なしというべきで、このような企業に人の生活を支える不動産業を営む資格はありません。


一切の泣き寝入りを拒否しよう


現在私たちは、スマイルサービスに対する集団提訴へ向けて準備をしています。これまでのところ数名の方が提訴意思を持って集まっておられます。もっと多くの方に参加していただき集団提訴すれば、社会的注目が集まり責任追及の声が高まるのは必至で、スマイルサービスへの打撃は計りしれません。そのため、このたび、スマイルサービス被害対策弁護団の主催で、被害110番を実施することになりました。
違約金を一度でも払ったことがある、一度でもドアを開けて入ってこられたことがある、一度でも鍵を交換されたことがあるといった、少しでも被害のある方は、7月26日(土)に『ゼロゼロ物件被害110番』へぜひお電話ください。電話番号は、03-3352-7177です。
ゴロ合わせで「さすがにないなー」と覚えてください。
一切の被害について泣き寝入りすることなく、しっかりと責任をとらせるため、ともに闘いましょう。