散歩鉄、列車の気配 | 「のぶよし」の写真日記

「のぶよし」の写真日記

    〜神秘的瞬間を求めて〜

 Since 2020

 

 

9月晦日、曇り。

朝焼けが綺麗でした。

 

近くに踏切のない線路端にいて

列車の接近を知らせてくれる最初のサインは

カタンコトン、という鉄路を伝わる音ではなく

ヒュー、という空気の切り裂き音です。

 

その音は、線路に沿って真っ直ぐにやって来る

というよりは、一度上空へ登って

グワン、と放物線を描いてやって来ます。

 

そのサインを街の喧騒の中から素早く抽出するには

それなりの集中力と五感を働かせることが必要なので

撮り鉄だって、なかなかの頭脳労働です。

 

一方、踏切の近くでは

肩の力を抜いて

ただ、じっと

待てばいい。

 

しかし、例えば阪急電鉄宝塚線の山本駅以西では

建物の間を縫うように線路が走るので

逃げ場を失った圧縮空気が電車と共に

バーン!

とやって来るので

これまた注意が必要です。

 

なので、今日は

ヒュー、グワン、カンカン

からの

バーン!

と来た写真です。

 

 

(阪急電鉄宝塚線/山本〜中山観音)

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。