9月晦日、曇り。
朝焼けが綺麗でした。
近くに踏切のない線路端にいて
列車の接近を知らせてくれる最初のサインは
カタンコトン、という鉄路を伝わる音ではなく
ヒュー、という空気の切り裂き音です。
その音は、線路に沿って真っ直ぐにやって来る
というよりは、一度上空へ登って
グワン、と放物線を描いてやって来ます。
そのサインを街の喧騒の中から素早く抽出するには
それなりの集中力と五感を働かせることが必要なので
撮り鉄だって、なかなかの頭脳労働です。
一方、踏切の近くでは
肩の力を抜いて
ただ、じっと
待てばいい。
しかし、例えば阪急電鉄宝塚線の山本駅以西では
建物の間を縫うように線路が走るので
逃げ場を失った圧縮空気が電車と共に
バーン!
とやって来るので
これまた注意が必要です。
なので、今日は
ヒュー、グワン、カンカン
からの
バーン!
と来た写真です。
(阪急電鉄宝塚線/山本〜中山観音)
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
