高齢出産ならば出生前診断はするべきでしょうか?

私の結論は興味があるならやってみてもいいと思います。

 

結果を知って、情報収集や心の準備や産まれてくる子の準備ができるからです。

知らなきゃよかった・・・知りたくなかった・・・

どんな子でも育てる!産まれてきたら育てる腹が決まる!なら素敵です。

覚悟をもって妊娠を望み授かることばかりではないし、

真剣に悩むことは、どんな結論でも無責任な親ではないと・・・

 

出生前診断のリスク、覚悟、結果の受け止め方がとても難しいです。

命の選択と賛否がある中、重く、深く、広く考えなきゃいけないこと、

子供を授かった家族として、しっかり考えて向き合うことは大切なように思います。

 

夫婦で悩みました。高齢出産で出生前診断の陽性がでる確立は上がります。

子供は欲しいけど、重い病気で治療費は払えるのか、障害はこの子の個性と言えるほど人間ができていない・・・産まれてくる子は幸せになれるのか・・・

そして、検査によっては流産の危険もあり、この子を失うかもしれないのです。中絶ができる22週目までに検査結果を受け止めて決断をしなければなりません。そんな難しい決断なんて出来ない・・・考えることをやめたくなる日もありました。

私には、この世に障害をもって生まれてきた我が子を育てる自信がどうしてもありませんでした。障害がなければ、子育てが楽ちんなわけではありません。高齢出産の自分が先に死んでしまった後、障害を持った我が子はどうなるのか。知識がないから悩むとも聞きますが、自分自身の未熟さ、精神的もろさ、弱さ、産めない・・・産めないよ・・・

何度も何度も自問自答を繰り返し、夫婦で話し合い、陽性なら産むことは諦めると決めました。

 

どんな出生前診断があるのか調べてみました。

まず悩んだのは10週目以降に検査可能なNIPT、流産の危険が少ないお母さんの血液検査で、感度は99%。陽性が出た際には確定検査で羊水検査を行います。

他にも、コンバウンド検査や母体血清マーカー検査などがあるそうですが感度が80%くらいだそうです。感度の比較だけではなく、検査内容も多少異なり、また、施設でも違いがあります。1~22染色体、性染色体、欠失症候群など、染色体全部とか追加できるとか。

私は感度の高いNIPTを検討しました。羊水検査は15週目以降なので、検査結果は2週間後になると、お腹も大きくなるし決断する時間も悩みも大きくなります。その前に検査ができることがNIPTのメリットかなと。

 

ではどこで検査すべきか?実績?口コミ?アフターフォロー?

NIPTは日本医師会の認定・登録をうけた施設でのみ実施が許可されているが、無認可施設も増えているそうです。検査について十分な説明などカウンセリングがなかったり、トラブルも多いようです。認定施設では年齢制限や産院の紹介状必須、夫婦カウンセリングなど条件を設けているところが多く感じました。認定施設は大学病院などが多く、予約も大変だし、カウンセリングを受けたりしてたら週数も進み、結果が出るころには、羊水検査の時期になってしまうのでは?

どうすべきか・・・NIPTで陰性なら確定検査ではないけどNIPTだけでいいのか・・・。

結局、不安症の私たち夫婦はNIPTだけでなく、確定検査の羊水検査を受けるのではないか、それなら、羊水検査だけでいいのではないか?ということになりました。

 

高島平クリニックでは、提携先の順天堂大学医学部付属練馬病院を進められました。

調べると、費用は16万で前泊が必要なようでした。そこで、他の病院がないか探して、行ける範囲で恵愛病院を見つけました。日帰りで10万円ですが、16週以降の検査になってしまうそうです。出産する病院として恵愛病院も考えていました。そこで、入院が嫌なことや、一度、病院に行ってみたかったのもあったので、恵愛病院に決定しました。