「基本」は大事なこと。 | おいでませ

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高城香那のディレッタントの延長上ブログ

ピアノというか、

楽器を演奏する上で

人が演奏に目覚める瞬間はたくさんあります。

 

音が響いて美しい、

速くて疾走感がある、

リズムが心地良い、

聴いていて情景が思い起こされる、

弾いている人が美しかった、などあって

 

そして初めて弾きたい、聴きたい気持ちになる。

 

 

音楽が地球儀のようなものだとすると

はじめに

太平洋から見る人もいれば

自分の住んでいる国を見る人、

知っている国を見る人様々。

まず丸いというところに感動する人もいるかもしれません。

 

なので

初心者でも

綺麗な音を出そうとする人もいれば

楽譜の難易度から調べようとする人もいるし

練習する部屋の片付けから始める人もいる。

どこからスタートしても何でもアリな音楽。

 

いつかぶちあたるのは基本への回帰だと思う。

 

ピアノなら

正しく打鍵すること、

リズムをしっかりと刻むこと、

同時に音を発音させること

など。

 

 

 

 

私は地球儀をみたら

雲の動きを想像してしまうタイプ。

 

なので基本が何なのか、

どんな練習をすれば良いかの定義を

自分のなかで探るのに

だいぶ時間がかかった方だと思う。

 

先生の言うことが理解出来なかったり、

例:地球はマルなんだよ/海だから青いのよ

 

言われた通りにやってれば

もっと上手くなってたかもしれないけど、

例:雨が降るから傘を持っていくのが常識/自動ドアは近づけば開くから前へ進みましょう

 

地球儀は実はデフォルメで

本物の地球の陸と海の物質成分の違い、

他の惑星との繋がり、軸の傾きを

知ろうとするところ(基本)まで

考えも及ばなかったというか。

 

 

鍵盤を使ったタイルをタップするゲームは

きっと国の場所を即座に分かるためだけのもので

 

歴史を勉強することは

地球がどのように回転して窒素系の生き物がどう生活しているのか、

 

時代に寄って音楽が変化するのは

今起こっている環境や人権問題を考えること。

 

 

それでも地上からずっと空を眺めていたい人もいるし、

潮風が好きな人、

夜景が好きな人、

土を掘ってデニムを完成させたい人、

忙しいふりして偉そうにしたい人までたくさん。

 

 

そのくらい演奏家の種類はいるんだけど

 

基本的な「物質」への理解は

とても大事なことだと思う。

 

何故なら、もし怪我をした場合

立ち直り方やコミュニティの繋がりがあった方が

自分にとっても楽だからです。

 

初めにいった基本への回帰をするかしないかで

プロと素人が出てくるんだろうな。

 

そしてこの回帰は

冷静になれば時間がかかっても

とても簡単なことなんだと思う。

 

それが出来ないから難しい。

 

と言われる。