朗読会レポート〜第一章〜 | おいでませ

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高城香那のディレッタントの延長上ブログ

先月企画したピアノと朗読の会2「物語と愛と音楽と。」

物語をテーマにしたということもあって

第一「章」〜という第四章からなる2時間。

 

開場中はせっかくなので

ウェルカム演奏をしてお出迎え

(開場中の2階席から)

ピアノは季楽堂さんにあるアップライトピアノと、

持ち運んだYAMAHA MX88の2台を使いましたが、

会場中は音量をより調節できる

MXの方で演奏しました。

 

演奏したのは

エディットピアフの愛の讃歌、

バラ色の人生、

慕情、

マイフーリッシュハートなど。

「愛」をテーマに、

お客様が会場に増えるほど

音を多く、豪華になる即興アレンジ。

 

朗読の会では始まりの合図は

ティンシャという

チベットのベルを使います。

ヨガや仏教で浄化作用があると言われているそうです。

3回鳴らし、最後の音が消えるまでに

会場全員が静まり返るのです。

 

静寂を打ち破るのはアップライトピアノと私。

緊張と緩和というか、

その空気の中から生まれるような第一音を作ります。

アップライトで奏でるあの生生しさ。

 

 

会場の季楽堂さんの雰囲気と共に

シベリウス の小品から「樅の木」。

 

リサイタルでも演奏しましたが

シベリウス という作曲家の

自国フィンランドへの愛と、樅の木の

一年中青々と成長する力強さ、

寒い国ならではのどこか感じる寂しさや重さ、

悲しさを見事に美しく表現した作品です。

 

 

第一章は木をテーマにしたので

そのまま朗読で川崎洋の「木」。

木だった少女が人間になり

心が揺さぶられるのを詩にしたものです。

 

 

あぁ、たしかに人間は筋肉があって動くことができて...

など

何気なく生活している私たちに

小さな喜びを気づかせてくれる作品でした。

 

第二章へ続く〜

 

 

 

 

 

今のBGMは決定版 盆踊り大会選曲集より

「ぼけない音頭」

 

 

♫ぼっけたっくなっいひっとうったいっましょ〜