こないだ発売したピアノアルバム「サード プレイス」。
インスピレーション、即興で作られた
「第三の場所」をテーマに
作品が生まれたきっかけと、アナライズなどを
解説していこうと思います。
直感で聴いていただきたい分、
いろんな想像力をはたらかせて
楽しんでいただけたらと思います。
01 1rcf
私が通い続けるカフェの名前を
アクロニムしたようなタイトル。
「ワン・アール・シー・エフ」と読みます。
木目調のテーブル、白い壁。
シンプルで静かな空間。
オーナーとも顔見知りになって話はするけれど
私が一体どんな生活をしているのか、
ましてや私が作曲家で
あなたのお店をテーマに作りました、なんて
知る由もない...(´_ゝ`)
Bjorkのアルバム「Medulla」より
「Pleasure Is All Mine」からも
インスピレーションを受けています。
自然な3度上行への転調、
自然な鳥の鳴き声をイメージして
一発録音。
仮タイトルは「法悦の極彩色」でした。
02 喧騒と、日常の読書。
「喧騒」の場面は今年の春、
池袋の西口にある東京芸術劇場の
前を散歩しているシーンで。
たまに街中を録音しているのですが
人の声、信号待ちをするときの会話...
内容は全然興味なくて、
音程を聴いている感覚です。
それと街を開発する工事の音。
それを俯瞰し、
まるで違う空間にいるかのように
静寂な自分の心。
「日常の読書」は
当時読み耽っていた江戸川乱歩が
実はその西池袋に実家が残っていて
家の前を通ったときの喜び。
池袋駅から立教大学を通り、
要町駅へ向かう時に生まれた音楽です。
2曲ずつくらい更新出来たらと思います(・∀・)
アルバムはジェントルで販売中です。