通学
高校生の時、電車で学校に通っていた
最寄駅までの道中にガソリンスタンドがあって、
初老のおじさんが働いていた。ガソリンスタンド特有のでかい声を出して働いていた
ある朝高校に行くために私はいつものように最寄駅まで歩いていた
ガソリンスタンドに通りかかったとき、ガソリンスタンドの初老のおじさんが、私におはようございますと声をかけてきた
私もおはようございますと返した
それから毎朝挨拶するようになった
ある日の帰宅中、最寄駅から自宅に向かっているとガソリンスタンドにあのおじさんがいた。
それで何か挨拶以外の話をしたと思う。そのなかで暑い、ビアガーデンに行きたい、みたいなことを言っていたと思う
軽く話したあと、私は帰宅した
それからしばらく経ったあるひ、登校のために最寄駅に向かって、ガソリンスタンドを通りかかったとき、あのおじさんがいたのでいつものようにあいさつした。
すると、あのおじさんは私に向かって、ビアガーデンに行こうと言ってきた
私はびっくりして不快に思ったがそれがでないように笑ながら最寄駅に向かった
その後落ち着いて考えてみたが、ただの冗談だったかもしれないな、とおもいなおした
初老のおっさんが通りすがりの女子高生をビアガーデンにさそうはずない、そう思った
少なくとも、当時の私の発想にはなかった
次の日も通学のためにガソリンスタンドの前を通ったが、挨拶したか、いなかったか…
数日後にガソリンスタンドの前を通ったとき、あのおじさんが、私に向かって、はっきりと、ビアガーデン!ビアガーデン!と手拍子と共に言ってきた
この人本気なんだ、とその時認識した。同時に不快で気持ち悪いもの、生理的に無理なものとしておじさんは分類された
翌朝からは、ガソリンスタンドの前を通らないように遠回りして最寄駅に行くようにした
おじさんに会いたくないから
おじさんは、もじゃもしゃの、てんぱで、ガソリンスタンドの制服と帽子を身に付けていた
顔は思い出せないけど、なんかコミカルな感じだったような
ガソリンスタンドの前を通らないように通学し始めて何日かたった頃、なぜ私が朝の忙しいときに遠回りを強いられねばならないのか、と怒りが湧いてきた。
翌あさから私はまたガソリンスタンドの前を通るルートに戻した
もちろんあのおじさんがいる
おじさんは声をかけてくるが、私は無視することにした
ガソリンスタンドの前を通るのはストレスで、気持ち悪かったが、あのきもおじのせいで私は不利益を被りたくない、という気持ちが勝った
むし
むし
あるときは私の後ろの方でおーいと呼ぶ声が聞こえるたがむし
そのおーいが生理的に無理
毎日無視してたらおじさんは見なくなった
やめたのか、私の目にはいらなかったのか
きも