桜堤に提灯がつきました。

「灯」。

旧体は「燈」と「灯」に二つに分かれていましたが、

ともしび・あかり等の意で、両者ほぼ同義です。

「燈」は「火」+「登」の会意兼形声文字。

「登」は「両足」+「豆：たかつき」+「両手」の会意文字で、

両手で高くつき上げるように両足で高くのぼること。

よって「燈」で、高く持ち上げる火、つまり高く掲げるともしびのこと。

また「灯」は「火」+「丁＝停：とめおく」で、

元・明の時代以来「燈」の字に代用されるようになりました。

雲の多い朝でしたが、

今日は早くから、まず業者の方が堤の桜に提灯を。

回覧板は既に回してあります。

午後からは役員の方で十四川をまたぐ提灯の設置も。

私の職場の同窓会館の門前に、毎年桜祭り本部席も設置され、

この時期何となく賑々しい日が続きます。

桜の蕾はまだまだ固く、

ましてや、明かりの灯る桜堤を歩くには、ちょっと寒い・・・

来週半ばからの地区の桜祭りに向けての準備は完了、

開花を待つ気持ちばかりが高鳴ります。

ですが、一足早く、こんな夜桜を頂戴しました。

ジャストタイミング！

今夜はお出しの利いたお汁でも。

あったか料理がまだ恋しいです。

灯＝燈