トビト記第1章から第6章まで | ISBN4-8202-1264-4を読破するぞ

ISBN4-8202-1264-4を読破するぞ

引用する聖書は、日本聖書協会 発行

「聖書 新共同訳 旧約聖書続編つき」からです

(c)日本聖書協会

Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988

最後の最後の箇所を取り上げて申し訳ないことだけれども、「トビアは、サラが父の家系に属する身内の娘であることをラファエルから聞くと、彼女を深く愛するようになり、心は彼女に固く結び付けられたのである」(6章18節)を読む限り、サラを見たこともないトビアが、愛するようになった、固く結び付けられたとあることからすると、当時は容姿や財産の多寡で結婚相手に魅惑されたわけではないのかも知れない。この時代の結婚は、現代からするとはるかに単純素朴な方法だったのかなと思いました。トビトの正しさを受け継いだ息子トビアが、これからどんなドラマに巻き込まれていくのか、楽しみ。