三重苦の末。。。 | knk's blog in the USA

三重苦の末。。。

ここ一年ほどずうっと気になっていた、やらねばならないことがあった。

それは運転免許を取ること。

昨年の初夏に受けに行って、実地試験に行くことなく、PC試験で落ちた。

そのことを別になんとも思わずにいろんな人に言ってたら

「えー。落ちたんだ-。信じられない。あんな簡単な試験なのにどうやったら
落ちることができるの?」みたいなことを何人かに言われて、すっかりトラウマに。


まあそんなトラウマのせいでものすごく重かった腰を上げることになったのは、

「MNにきて60日以内に免許を取得せねばならない」という話を聞いたから。

他にも「国際免許持ってる人は以前は90日だったけど、今は一年間大丈夫に

なった」という話も聞いたけど、どのみち私がアウトなのに間違いはない。

というわけで一週間くらい手引書を読んだ後に試験を受けに行った。


目の検査を受けて、PCに向かう。

問題は全部で40問(8問は間違えてもよい)。

最初のうちは 2問くらい間違えて、緊張しすぎて具合悪くなりそうになって

冷や汗いっぱいかいて、もーそろそろ終盤だろう、と思って途中経過を見たら

まだ21問目だった。

あと半分もあるぅぅぅ、と思ったらショックで 3問くらい間違えた(合計 5問不正解)

気を取り直して頑張って35問目まで言って再び途中経過を見たら78%すでに

とっていた。

ということはあと 1問で合格じゃん!とうきうきし始めたのが大間違いで

3問続けて間違える(合計 8問不正解)。

運命の39問目、答えを押したら画面が変わったので、ぎゃー!落ちた!!!と

思ったら、「合格です」画面だった。

もし39問目も間違えていたら、私は40問目の答えをいつまでたっても

押せなかったであろう。


その翌週に実地試験の予約を入れたのだが、なにかわるいことでもしたのだろうか、

その日は朝から雪だった。

粉雪積もれば山になるとはよくいったもので、試験場は真っ白。

車線なんてまったく見えない。

道路の端は雪が積もって、どこが一番はしっこだか分からない。

おまけに生理痛で集中どころではない。

大雪、寒さ、生理痛、三拍子そろってくれて本当にどうもありがとう。


試験官は私が日本人だからか黒澤明の映画の話ばかりする。

後から他の人が言うには、そうやって集中を欠いた状態にして運転できるかを

判断させるためだとか。

「次右曲がって。クロサワの映画はいいよねえ。いつでも新鮮だ。古くなる

ことがない。ところであのいつもクロサワの映画に出てる俳優の名前なんだっけ?

ム、ムフニ・・・」とか言うので、「あ、ミフネです。ミフネ」と答えると、「あ、そうそう

ミフネだ。下の名前は何だっけ?次、左ね」と聞かれて大パニック。

左、左、左に曲がるんだよね、そんでもってミフネなんだっけ?みふね?

みふね、なんだっけ?みふね?みふね??みふね???

みふねだらけの頭で運転していたら思い出した。

「トシローです!としろおおお!!!」

三船俊郎の名前を叫びつつ運転してたのなんて私だけじゃなかろうか。

その後も「クロサワのどの映画が好き?」とかそんな話ばっかされた。

そんなこんなでなんとか駐車とか坂道発進とかいろいろやって、最後の最後に

「ひとつ聞いておきたいことがある」と真顔で言われたので、アルコールの

検査値とかドラッグの使用とかに関する問題かと思って身構えたら、

「ミネアポリスで一番おいしい寿司屋はどこか?」と聞かれて思わずシートから

ずりおちそうになった。

「私はねえ、XX(もうどこか忘れた)がいいと思うんだよねえ。でも他に

いいところあれば教えてくれないか」と、試験中で一番真顔で聞かれた。

その後、「縦列駐車いまいちだったけど、ま、合格だね」と言われる。

縦列駐車が下手だったのはあなたのクロサワ話のせいです。ぐっすん。


そんなこんなでやっととった運転免許。

職場の人もみんな喜んでくれたけど、なぜか「じゃあ、飲みに行かなくちゃ!」って

言う人数名。

目的そこ?!