飛翔を忘れた鳥の運命
先日、久しぶりに近所の雑貨やさんに行った。
こまごまとした雑貨が並ぶ棚をみていたとき、
隣に二十歳前後と思われる男の子がふたりやってきた。
聞き耳をたてていたわけではないのだが、
そのうちのひとりが突然ぼそっとこう言うのを聞いてしまった。
鳥ってさー、飛ぶの忘れるくらい
狭いトコに入れてあげたほうが幸せなのかな。
なにがあったのだ、青年!!!
断っておくが、彼は至って大まじめである。
これに応えるべく友人が「なに言ってんの?!」とかなんとか
言うと思ったら、こんな発言がその後に続いた。
それは違うでしょ。
鳥にとって飛ぶってことは、俺らにとって歩くのと
同じことなんだし。
!!!!!
その後この会話がどう続いていったのかはもはや分からないが、
「鳥は一世代で飛ぶことを忘れることはないだろうし、
そんな境遇に置くぐらいなら、飼うこと自体を考えるべきである。
鳥が飛ぶのはむしろ人間が立つことではなく歩くこととイコールなのでは?!
脚短いけどハトだってあれでも立ってんだよ」
とつっこみたい気持ちを抱えて帰宅した。