今、知って欲しいこと
今日は両生類の危機について書きたいと思います。
カエルをはじめとする両生類を飼育している方も、
カエルなんて触るのも嫌という方も、読んでいただければ幸いです。
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現在両生類はツボカビ菌の一種(chrtrid fungus)の感染により
絶滅の一途をたどっている。
一般にツボカビ菌は無脊椎動物と維管束植物の一部に感染すると
考えられてきたが、1990年にBatrachochytrium dendrobatidisという
新種が発見された。
この菌に感染したカエルの大量死が各地で確認されている。
その昔アフリカツメガエルが妊娠検査にを多く用いられていたことから、
カエルの輸送と共にアフリカ以外の地域へと移動したと考えられている。
その伝搬メカニズムは未だ解明されていないが、
個体から個体へと伝搬すると考えられており、
中央アメリカでの研究によれば、1年で28-100kmずつ
感染が広がっているとされている。
感染した個体にはほどこす術が現在のところはない。
この菌が繁殖する湿気のある涼しい気候の地では、
両生類種のうち50%、全個体の80%が 1年で消滅すると予測されている。
日本でもすでにいくつかの県でこの菌が確認されている。
もしカエルを飼育している方がいたなら、ツボカビ症に感染していないかを
一度検査してもらうとともに、個体同士を接触させないよう
確実な個体管理が望まれている。
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今年2008年はカエル年に認定され、カエルの大量死を
なんとかしておさえようと各所でさまざまな努力がなされています。
詳しくはamphibian ark(両生類の箱船)をどうぞ(英語・ドイツ語・スペイン語)。

