ブラッド・ギルス | K-_niのブログ

K-_niのブログ

趣味など個人的ネタは、
アメンバー限定です。
ブログネタなどは、
オープンで公開中!

好評の?このシリーズ、早くも10回目となりました。

調子乗って毎日更新してるからね。
(そのうち突然ネタ切れストップかw)

さて記念すべき10回目は、数あるギタリストいる中で、
一番好きで一番影響受けた、ブラッドを紹介します。

ストラトをチョイスしたのも、フロイドローズにしてるのも彼のせいだし、
当時は自分でボディとネック買ってきて、
ブラッドモデル作ったこともあったし、彼のことはくわしいですよw

彼のプレイスタイルの一番の特徴はアーミング。
フロイドローズのアーミングでいえば、エディも凄かったけど、
彼はダウンオンリー。

好みの音にするため、ユニットをボディにじか付けしてるから、
アップは物理的に不可能。
彼はテクニックより音の良さを重視してます。
それはそれで正解なんだけど。

でもブラッドはフローティング(浮かせてる)のでアップもできるとこが強みであり、
その技が彼の専売特許なんだよね。

恐らくアームを使ってないソロはないんじゃないか、ゆうくらい多用するんだけど、
いかにもなアーミングから、チョーキングのようにさりげなくするものまで、
実に多彩に仕掛けてきます。

フレーズも感情的なものが多く、本当は早く弾けるのに、
作品では曲を大事にしてるのか、あまり披露しません。
もっともそれでも十分早いんだけどねw

ただ早く弾くのではなく、すごく緩急つけて、
曲に合わせてツボを得たソロを展開してくる、
それが彼の魅力ですね。
ブギーによる甘いトーンも魅力です。

そしてステージアクションも最高。
見せる技を毎回ライブで披露してくれます。
淡々とライブでギター弾いてるなんてつまらないだろ!
なんて、彼に言われてるみたいですw





さて1曲に絞るのは困難ですが、アダルトな雰囲気系の、この曲にしましょう。

派手な1、2作に比べて、これが収録された第3作「セブンウィッシーズ」て、
一般的にもファン的にも評価、セールス共に、いまいちなんだけど、
私、このアルバムが一番好きなんですよね。

彼の奏法全部を解説できるくらい聴きこんでるし、
HRファン、特にギターキッズには物足りない内容かもしれないけど、
私にすればけっこうブラッド、色々技を出してくれて、
コピーしがいあるものばかりだったんだけどね。

全体的にメロディアスな印象なんだけど、
それまでの作品に比べて、もうひとつ大きな違いがあります、

ずばりギターサウンドですね。

それまでのダンカンのJBのPUもいいんだけど、
PUをPJマークスに変えたせいか、
明らかにウォーム、マイルド、スウィートサウンドになってます。

メインギター同じで、アンプもバッキングはマーシャル、
リードはブギーで同じはずなんだけど、
PU交換だけでこれだけ違うかな、ゆう感じです。
エフェクター、ミキシングのせいもあるのかな?

とにかく、このアルバムのブラッド(ジェフも同じPUだったので彼も含めて)、
のトーンが大好きです。


$K-_niのブログ
これがPJマークスのピックアップね。

樹脂でカバーされていて、独特のルックスです。

もちろん私も彼を真似て当時つけてましたよ。
でもこの前のX2Nと同じで、どうもいまいち。
結局しばらくして外したんだけど、通常のPUよりも大きいから、
その分、余計にボディ削ったのにねw


さて、曲の解説しましょう。

この曲は第一弾シングルで、軽いバラード系なんで、
従来の激しい曲を期待してた人には、物足りなさを感じたみたいだけど、
とても哀愁ある曲です。

アーミングでフィードバック気味の音で入ってきて、
巧みにアーミングで感情豊かに、うたわせてます。

この辺のニュアンスなんて楽譜ではおこせないよね。

(2:39~2:43)簡単なライトハンドなんだけど、感覚的に叩いてるのが彼らしい。

(2:54~2:57)ここで早いパッセージになるんだけど、オフリズム使って、
タメを生かした独特のドライブ感を出してるね。
彼のプレイって3連符、16分音符などで、リズム割できないとこが多々あります。

最後はハーモニックスにアーミングを加えたスペーシィサウンドな、
彼の得意技で決め!

ブラッドは大好きなんで、とてもじゃないけど1曲では物足りないので、
また出てくるかもしれませんので、よろしくね。

てかその前にジェフも出してあげないと、まずいかw



$K-_niのブログ
デビュー間もない頃の彼のメインの62年ストラト。

ネックを22フレットに継ぎ足したり、初期のフロイドローズを使うなど、
彼らしいこだわりで仕上げられ、手を加えられてないとこはないくらい、
改造されてるのがポイントです。

彼の影響でSSHのPUレイアウト、22フレット、
フロイドローズの組み合わせのストラト、当時流行りましたね。



$K-_niのブログ
デビュー当時と比べて、かなり貫禄を増した近年の様子。

いかにこれがメインで使われてきたかがわかります。


※ただし写真のリアPUはPJマークスではありません。