こんにちは。
今日は、5月29日 (土) 。
なんだか暑かったな~
仕事帰りに道路の気温を表示している電光掲示板を見たら、「27度」 。
え、じゃあ昼間は何度だったんだろう?って。
夏になったら取り上げようと思っていた曲がありました。
まあ、映像、というかね。
でももう我慢ができないので、行っちゃいます。 笑
大瀧詠一さんの 「君は天然色」 という曲。
言わずと知れた大瀧さんの遺した名曲。 そして、偉大なアルバム 「A LONG VACATION」 。
今まで、当ブログでも大瀧さんの曲、何回か取り上げさせて頂き、削除されると分かっていながらも映像や音源、お借りしてきました。
しかし、今回のは違います。 「公式」 です!!
分かりますか? 公式ですよー。
今年の3月3日に公開されました。 ・・・
もうね、涙が出そうになりました ・・・ ってか泣いた ・・・ 笑
40年の時を経て、今、本当にありがとうって思いました。
少年の頃、友達から借りたレコードをカセットテープに録音して、何度聴いたか分からないアルバム。
少し大人になって、自分で働いたお金でやっと買ったCD。
夏になると必ず、棚から引っ張り出してきて聴くアルバム。
今でも音楽が好きで好きで、こうして日々せっせと、音楽を取り上げるブログを書いている私。
もしかしたら、大瀧さんの本意では無いかもしれない。
こういう風にね、音源を公式で公開してしまったり、サブスクで音源を解禁してしまったり、とかね。
ご存命だったら、あり得なかったかもしれない。
でも、今、単純に、素直に、「ありがとう」 って感じているんです。
ちょっと今日は、文が長くなりそうなので、曲を、映像を取りあえず行っちゃいます。
その後に、曲にまつわるお話しを。
音声、少し小さめ、かな。 音量上げて、どうぞ。
「君は天然色」 は、1981年3月21日リリースのシングル。
同日発売のアルバム、「A LONG VACATION」 に収録。
アルバム収録曲の全ての作曲は、大瀧詠一。 作詞は、大瀧さん本人による 「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語 (ストーリー) 」 を除いては全て松本 隆さんが担当。 (以降、おふたりの敬称を略させて頂きます) 2人が組むのは、はっぴいえんど以来。
アルバムは、アルバムタイトルのイメージである 「夏」 、及び大瀧の誕生日である7月28日にリリースする予定であったが、松本が妹の看病、そして死去により詞が書けなくなり、「作詞を降りる」 と大瀧に告げたが、彼は 「発売を延ばす。待つよ」 と返答し、9月に延長されたものの更に伸び、結局3月の発売となった経緯がある。
「君は天然色」 に関しては、
松本は、妹を失ったどん底の精神状況で見た街の色から 「想い出はモノクローム」 というフレーズを思い付いた。 それに続く 「色を点けてくれ」 という詞も 「人が死ぬと風景は色を失う。 だから何色でもいい、染めてほしい、との願いだった」 という。
“日本版ウォール・オヴ・サウンド” を体現したようなポップで分厚いサウンドのこの曲は、大瀧自身も納得している作品で、レコーディングの際に初めてイントロの演奏を聴いた時、「「これだよこれ」 って。 あの瞬間は、いまだに忘れられないね。 あれ以上に至福の時はなかった。 あのイントロがジャーンって鳴った時にね、今まで何年間か研究してきたスペクター・サウンドが自分のものにできたというかね。 ようやく報われたなぁって感じがして」 と感動したいう。 ――――
ちょっとね、悲しいエピソードのある曲ですが、でも、でもね、色々大変で悲しい出来事があった松本さんが、作詞家人生を賭けてと言うか、身を削って書いた詞の数々。 大瀧さんが、心から信頼して頼んだ作詞。 そんな 「生きる」 「生きていかなくちゃ」 「松本 隆じゃなくちゃダメなんだ」 という強い気持ちで出来上がったアルバム 「A LONG VACATION」 。
素晴らしいアルバムに出会えた事、そして、
今日、この日、この曲を、取り上げられた事に感謝します。
「君は天然色」
作詞:松本 隆 / 作曲:大瀧詠一 / 編曲:多羅尾伴内 (大瀧詠一)
では、またね。