こんにちは。

 

 今日は、2月26日 (金) 。

 

 早速、音楽に行きたいと思います。

 

 ちょっと文が長くなりそうなのでね。

 

 今日もクラシックのピアニストのご紹介です。

 

 知ってらっしゃる方も多いと思います。 盲目のピアニスト、という事でね。

 

 辻井伸行さんです。

 

 プロフィールを少し。

 

 辻井伸行 (つじい のぶゆき) は、1988年9月13日生まれ。

 

 東京都出身のピアニスト、作曲家。

 

 2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、チャン・ハオチェンと共に優勝。 日本人として同コンクール初優勝者となる。

 

 出生時から眼球が成長しない 「小眼球症」 と呼ばれる原因不明の障害を負っていたが、7歳で全日本盲学生音楽コンクール (現:ヘレン・ケラー記念音楽コンクール) 器楽部門ピアノ部第1位を受賞。

 

 10歳の時、大坂の交響楽団と共演し、鮮烈なデビューを飾った。

 

 2009年、アメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝。 同年リリースのファースト・アルバム 「debut」 は、週間オリコン・ランキングで2位となり、ピアニストのアルバムとして歴代最高位を18年ぶりに更新した。  ――――

 

 びっくりしたのが、前回取り上げさせて頂いた、アリス・紗良さんも1988年生まれで同い年。 そしてなんという偶然でしょう、7歳でそれぞれのピアノコンクールでお二人とも優勝。 アジアの日本で辻井さん、ヨーロッパのドイツで日本人の血が半分流れているアリス・紗良さんが。という事ですからね、すごい偶然だと思いませんか?

 

 では、曲の話しに参りますが、ベートーヴェンのピアノソナタ 「月光」 ですが、少し解説などを。

 

 「月光」 (げっこう)は、ベートーヴェン30歳の時、1801年に作られた。

 

 正式な名称は、「ピアノソナタ第14番嬰(えい)ハ短調 作品27-2 『幻想曲風ソナタ』」。 「月光ソナタ」 という通称とともに広く知られている。

 

 3部形式となっている曲で、速度の面では緩やかな第1楽章、軽快な第2楽章、急速な第3楽章と、楽章が進行するごとにテンポが速くなる展開となっている。

 

 この曲は作られた当時、ベートーヴェンのピアノの弟子となった伯爵令嬢のジュリエッタ・グイチャルディに献呈された。

 

 彼はこの14歳年少の少女に夢中になる。 当時の友人へ宛てた書簡には、「このたびの変化は、1人の可愛い魅力に富んだ娘のためなのです。 彼女は私を愛し、私も彼女を愛している。(中略) ただ、残念なことには身分が違うのです。」 と。

 

 その後ジュリエッタは、別の作曲家と結婚し、ベートーヴェンのもとを去って行った。

 

 このジュリエッタは、アントン・シンドラーの伝記で、ベートーヴェンにとって 「不滅の恋人」 であると記されている。

 

 また、曲が出来上がる背景としてこのようなエピソードがあるようです。

 

 「ベートーヴェンが月夜の街を散歩していると、ある家の中からピアノを弾く音が聞こえた。 よく見てみるとそれは盲目の少女であった。 感動した彼はその家を訪れ、溢れる感情を元に即興演奏を行った。 自分の家に帰ったベートーヴェンは、その演奏を思い出しながら曲を書き上げた。 これが 「月光の曲」 である。」 と。

 

 今日は辻井さんの演奏で、3部の中の 「第1楽章」 と 「第3楽章」 を聴いて頂きたいと思います。

 

 20代の後半から難聴がひどくなったというベートーヴェンですが、そんな状態にも関わらずこんなにも素敵な曲を作る。 そして、200年以上の時を越えて、生まれながらにして視力が無い辻井さんが、気持ちを込めて素晴らしい演奏をする。 そんな事を考えながら、感じながら視聴させて頂いた YouTube の中の映像の数々に、私は何度も涙があふれました。

 

 映像は、今回は公式のものを取り上げさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         では、また。