こんにちは。
今日は、11月23日 (土・祝) (勤労感謝の日) 。
最近は、雨の多い関東地方ですが。 何だろう? 季節の変わり目だからかな。
明日の日曜だけは、お天気、回復するみたいですが。
さて、早速、スピッツのニュー・アルバム 「見っけ」 ですね、「全曲感想」 行ってみたいと思います。 なんと、連続9回目ですね~ 今日でラストになるかな? 書き始めてみないと分かりません。
アルバム11曲目は、「初夏の日」 。 珠玉のバラードです。
今は、季節で言うと 「晩秋」 かな。 そろそろ 「初冬」 かな。 「初夏」 の頃から考えると今は約半年過ぎているので、真逆の季節のタイトルが、付いている曲って感じですが、この曲がまた、いいんですよね~
歌い出しの歌詞が、
「いつか 冴えわたる初夏の日 君と二人京都へ 鼻うたをからませて」
初めて聴いた時が本当に 「初夏」 の頃だったら、私は、京都へ旅に出掛けていたかもしれません。 「そうだ京都、行こう。」 (JR東海) って感じでね。 (笑)
そのくらい胸に響く、素敵な曲、ラヴソングだなーと。 ちょっぴり、せつないけどね。
「夕焼け」 や 「ランプ」 、「みなと」 、「モニャモニャ」 など、スローでいい曲は数あれど、この 「初夏の日」 は、秀逸です。 聴く度に感動しますね。
元々この曲は、田村さん談ですが、「この曲は、ほぼ京都限定の曲。 最初は弾き語りで披露されて、次はバンドアレンジで。 今回、大サビのメロディが新しく追加。 この曲、日の目を見てよかったっす。」 「前の京都会館、好きだったのになぁ ・・・ 。」 と。
アルバム 「小さな生き物」 でも 「醒めない」 でも、収録する候補には挙がっていたらしいんですが、今回やっと 「見っけ」 に収録される運びとなったそうです。 ホント 「日の目を見て」 って言うか、聴く事ができて、良かったな~と思います。
「京都」 って歌詞が入っていて 「京都限定」 で披露されていたって事は、ツアーでは、この 「京都」 の部分が、そのライヴ会場のある 「地名」 にその都度替えられて歌われるんでしょうか? (笑) いや、それは無いか ・・・ 「京都」 だからこその世界観が、この詞、曲にはあると思うしね。
そもそも、この曲ができた背景には草野さん談ですが、「京都のライヴを体調不良で延期してしまったことがあって、その振替公演の時に <京都> っていう言葉が歌詞に入った曲を作っていこうと思って作った曲。 そこから京都でライヴをやる時にはこれをアンコールで演奏するのがお約束になっていたんです。」 との事なのでね。
まあ、もしこの曲がライヴで聴けるのだとしたら、それだけでレア、なのかもしれないので。
多くは望まない! (笑)
えー、では次の曲、12曲目、おーっ! ラストでーす!
「ヤマブキ」 。
「ヤマザキ」 じゃ無いですよ。 パンの歌じゃ無いんですから。
こちらは、もう 「ザ・応援歌」 。 で、スピード感のあるバリバリロック。
「りありてぃ」 や 「1987→」 のようなね。
元々、仮タイトルが、「ヤマユリ」 だったとの事です。 「言葉としてちょっと柔らか過ぎて、もうちょっとパンチが欲しいなと思って。 それでヤマブキにしたんですけど。 だからその辺は音の響きでつけました。」 とは、草野さん。 植物の名前ですね、「ヤマブキ」 は。
どの辺が 「応援歌」 かと申しますと、歌詞の中に、
「ハングリー剥がされても よじ登っていけ」
「邪悪とみなされても 突き破っていけ」
「陳腐とけなされても 突き破っていけ」 って事で、頑張れよー!ってね。
最後に 「崖の上までー」 と伸びのある (あ、「サスティーン」 な、ね) ヴォーカルで高らかに歌い上げて終わるっていう。 最高にカッコいい曲です。
誰かを応援するって事は、同時に自分自身をも奮起させるっていうかね。 そういう相互作用もあると思います。 だから 「応援歌」 って、凄いんですよね。
通常盤アルバムは、この強烈なロック・サウンドの曲で終わり、また1曲目のサイケ・ポップな 「見っけ」 に戻って聴くって事になるんですが、この繋がりもまた、良くてね~
もちろん、ボーナス・トラックの 「ブランケット」 も、ブリティッシュ・ロック炸裂な曲で最高にカッコいいんです。 少し、マイナー調のロックなんですが、シブいシブい。 草野さんの友人でもある歌手の平井 堅さんに提供した楽曲のセルフ・カヴァーなんですが、平井さんが歌う 「ブランケット」 とは、趣の違う、スピッツらしいカッコいいアレンジになっていると思います。
えっとそれと、ここまで来たのなら、デラックス・エディションなどに付随しているブルーレイ・ディスクや2018年のゴースカ、ライヴ音源CDの話しも少しだけ。
ブルーレイの映像は、YouTube には公開されていないものでは、「見っけ」 のMVが観る事ができたり、あと、ツアー・パンフの撮影のロケかな? フランスでのメンバーの楽しそうな映像が観れたりで、面白かったです。
そして、ゴースカ・ライヴ音源では、収録されている曲も、もちろん良かったんですが、ライヴ中のMCで、テツヤさんの話しが面白くてね。 何て言うか、間 (ま) も面白いんですよねテツヤさんって。 素早く話しを突っ込んだり切り返したりもね。
それとビックリだったのが、﨑山さん。 ザ・ピーナッツのカヴァーで、「恋のバカンス」 を歌ってらっしゃるんですが、上手だし、(あ、失礼なんですけども) 声が 「え? これって﨑山さんの声? みたいなね。 まあ、「コーラスのうまい、ドラマーになりたい」 ってよく言ってらっしゃるので、歌が上手なのは当然なのかもしれないですが、いやはやビックリしました。 (笑)
アルバム 「見っけ」 、本当に素晴らしい曲達の数々で、最高のアルバムだと思います。
スピッツの皆さんは、あと1週間ほどで、このアルバムのタイトルを冠したツアーが始まります。
冬から始まるツアーは、ほんと、体調管理が大変だと思います。寒いのはもちろん、空気が乾燥しているので風邪をひいたり、喉を痛めたり ・・・
どうか十分、お気を付けて、最後まで無事に完走できますよう、お祈り致しております。
それと、ニュー・アルバム 「見っけ」 全曲感想9回にも渡る私のブログ、お付き合いして読んで頂いた方にも厚くお礼申し上げます。
最後に、このアルバムが40年後、50年後にもスピッツにとって、また聴く人にとって珠玉な1枚となっているだろう、という希望的観測? を込めて (笑) 、私が空想で作った物語を少し書いてみたいと思います。 もう少しだけ、お付き合い下さい。
―― 40年後の、とある日本の街に住む、少年2人の会話。 ――
A君: あ、俺さ、昨日じいちゃんの部屋で面白いCD見っけてさ。
B君: ん? ああ、CD何百枚も持ってるお前のじいちゃんの?
A君: うん。 でさ、昔のスピッツっていうバンドのCD。 日本のね、ロックバンド。
B君: へー。 で? それが?
A君: うん。 すごい、カッコ良くてさ。 「見っけ」 っていうタイトルのアルバムなんだ。
B君: ふーん ・・・ 「見っけ」 を、見っけたのね ・・・
A君: で、お前にも聴いてもらいたくてさ。
B君: ああ、まあ、いいよ。 貸してくれるなら。 あ、うちのステレオ、CD聴ける機能付いてたっけかな? ・・・
―― で、B君も、なんとか、「見っけ」 を聴く事ができて、このふたり、「スピッツ大好き少年」 になりました。 そして、その後、ギターを弾き、歌い、音楽を作るコンビを結成したのでした。
その10年後、今から50年後ですが、彼らは、日本の音楽界を代表する2人組ユニットとなりました。 彼らの名前は 「2Piece」 。 翌年にはなんと、世界にも認められ、ワールド・ツアーを敢行するまでにもなりました。 めでたし、めでたし。 終わり。 (笑)
エフマイナー・ブログの読者Aさん: あはは、いい話しだね。
私: そうでしょ。 ^^
読者Aさん: だけどさ、2人組だからって、「2ピース」 って、なんか、そのまんまのユニット名だね。
私: そお? シンプルでいいんじゃない?
読者Aさん: うーん ・・・ もうひとひねり欲しいって言うかさ ・・・
私: そう ・・・ じゃあさ、全部カタカナにして、逆から読んでみて。
読者Aさん: え ・・・ ? カタカナ ・・・ ? 逆・・・ ?
えっと、ツーピースだから ・・・ スーピーツ? あっ ・・・ !
「ス」 「ピ」 「ツ」 !! そうだったのか!! ・・・
私: ^^
ではでは、これにて。 またね。
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