こんにちは。

 今日は、11月17日 (日) 。

 近年、無い頻度で、このブログ更新しております。 ^^

 アルバム収録の曲順に従いまして、今日は9曲目の 「はぐれ狼」 から行ってみたいと思います。

 「究極」 の 「9曲目」 ! 、ですね。

 﨑山さん曰く、「アルバムの中で、この位置にこの曲があると結構ロックっぽい印象があって凄く好きです。」 との事。

 そうですねー、いかにもスピッツらしいロック、スピッツならではのグルーブ感あるロック。

 グルーブ感? ローリング感かな。

 「幻のドラゴン」 とか 「恋する凡人」 とかね、彷彿させる曲ですよね。

 インタビュー記事を読みますと、メンバーの皆さんが口を揃えて、「この曲はライヴ映えする曲」 「ライヴで早くやってみたい、楽しみです。」 と。

 歌詞の内容では、草野さんは、「これは <擬態> っていう言葉が結構、肝なんです。」 と。

 その部分の歌詞を抜粋させて頂きますと、

 「はぐれ狼 擬態は終わり 錆び付いた槍を磨いて」

 「勝算は薄いけど 君を信じたい 鈍色の影を飛び越えていく」

 <擬態> とは、「コミュニティの中で浮かないように、みんなと同じ普通の人ですよっていうフリをしていること。」 と、草野さんは説明していて、で、「擬態は終わり」 と歌っていますし、次のようにインタビューでは宣言してらっしゃいます。

 「自分を殺す時間は終わった。 擬態は終わらせよう! それがロック魂です。」

 カッコいいー! ^^

 できるかな、草野さん? (笑)

 えー、では、10曲目行きましょう。 おっ! 先が見えてきたぞ! ^^

 「まがった僕のしっぽ」 。

 これは、凄い曲です。 円熟したベテランのスピッツだからこそ、やれた曲というかね。

 当初、仮のタイトルが、「プログレ」 。

 曲の最初は、私のイメージは、ゆったりと大陸の上空を飛ぶ鳥のような感覚、で、途中テンポが変わり、ラウドなハードロック。 そしてまたエンディングに向かって最初のゆったりテンポに戻る、というね。

 草野さん談として、「イメージは The Dammed だったりするんですけどね。 だから Jethro Tull から The Dammed になる、みたいな。 フルート入れてるところとかも含め、イメージは完全にブリティッシュ・プログレ。」 である、と。

 そして、「この曲は実は、アルバム 『醒めない』 制作時、デモとして 『ハチの針』 を出したタイミングでこれも出していて、でも 『子グマ!子グマ!』 が既にあったから、こういう曲が2曲ってちょっと多いかなってことで 『ハチの針』 が採用された。」 との事。

 このテンポ・チェンジの部分は、やはり演奏が難しかったようで、テツヤさんも﨑山さんもそのように語っています。

 デジタル・レコーディング時代なので、別々に録って編集でデータを繋げるってやり方も簡単にできるし、そういう案もでていたらしいですが、﨑山さん談では、「けどそこは、男の1本録りみたいな感じでやった (笑) 」 田村さんは、「そう。 俺らは古くさい人間だから、やるんだったら一発でやらないと意味がないだろ! って」 と。

 この曲は、ほんとシブくてカッコいい。 大人のロックだなー! と。

 曲を聴きながら、私の中で浮かぶ映像は、モンゴルの草原? いや、やはりアイルランドとかかな? の、切り立った断崖のある風の強い草原で一人、口には葉っぱか何かをくわえ、ゆったりと詞を書く旅をしている草野さん。 (笑) で、不意にひらめき立ち止まり、思い立ったように夢中にノートへ熱い気持ちの言葉を書き殴る。 (ここがテンポが速くなる所、ね) そんなイメージがありました。

 で、何故かね、同時に 「ムーミン」 に出てくる 「スナフキン」 (笑) が、浮かんだんです。

 何故だか分かりません。 「感覚」 なので。 (笑)

 で、「スナフキン」 って、そう言えば、どんな声で? どんな男だったんだっけ? って。

 子供の頃にテレビで見た記憶しか無いので、今一度 YouTube で見てみようと思いまして。

 見た映像が、こちら。 ↓ 


 

 (笑) しかし、スピッツのニュー・アルバム収録曲の感想を書きながら、「ムーミン」 の 「スナフキン」 の映像を持ってくるやつなんて、私くらいだろうな ・・・

 でも、なんとなく分かりませんか? この曲の世界観に 「スナフキン」 。 (笑)


 ではでは、また。 風邪など、ひかれませんように。


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