えー、全国1千万スピッツファンの皆さん、こんにちは。

 今日は、11月2日 (土) 。

 11月に入りまして、今年ももう残すところ2ヵ月となってきましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 本当に1年は早い。 そして3年周期でアルバムをリリースするスピッツの皆さんも 「3年経つのか~ 、もう3年か~ 」 って思いながら、アルバム制作に着手したんじゃないでしょうか?

 10月9日にリリースされた今回のニュー・アルバム 「見っけ」 、約1ヵ月経ちますが、どうでしょうか? 皆さん聴き込んでいらっしゃるでしょうか? 毎日の生活の一部になっていますでしょうか?

 私は、通勤の車のオーディオでメインで聴き、家でも休みの日にステレオで聴いたりしています。 まあ、皆さんそういう聴き方ですよね。

 で、アルバム 「見っけ」 収録曲全部の感想を、これから何回かに分けて当ブログでは、やっていきたいと思います。 途中もしかして、違うアーティストの曲を取り上げてしまう事もあるかもしれませんが、その時は、ん~ ・・・ 色々事情があるのでね、許してね。

 まずは、そうですねー、アルバムのタイトル? 初めてタイトル名を聞いた時は、びっくりしましたよね。

 え? 「ミッケ」 ? ・・・ 「見っけ」 かー、へ~ 面白いねー。

 草野さんらしいや~ってね。

 当然、「何を見っけたのかな、草野さんは? スピッツは? 」 って考えちゃいますよね。

 きっと何か、素敵な音楽のかけら? 人の気持ちの優しさ? 自分が相手の事を想う宝物のような心? 見つけたんだと思います。 再発見にしてもね。

 或いは、そんなカッコいいものでは無く、例えば草野さんが懐かしくなって、子供の頃に遊んでいたヒーロー物のフィギュアか何かを、福岡の実家の物置きで探してて、「おー! やっぱりあったー! 見っけー!」 なんていう事でもなんでもいいと思うんです。

 だって、「見っけ!」 って言う時って、嬉しいもの楽しいものを探し当てた時。 偶然見つけたとしても、思わず口にしてしまう言葉。 まあ主に子供が使う言葉かもしれませんが、そんな無邪気さや少年っぽさが、いつまでも草野さんには、あるんだな~って思い、何だかニヤけちゃったりしたので。

 あ、なんだか、話しが長くて、これじゃ全然進まないか? ・・・ (笑)

 アルバムをまず、通して1回聴いた時の全体の感想ですが、「大人っぽいアルバムに仕上がってるなー」 と。 先ほどのアルバム・タイトルから感じた、「無邪気さ」 「少年っぽさ」 とは、逆になってしまいますが、そのギャップががね、また良いのです。 (笑) こういう捉え方をするようになってきたら、もう貴方は立派な 「スピッツ・ジャンキー」 です。 はい。 (笑) あ、いけね、また脱線。

 ロック系の曲のサウンドは、やはり70年代80年代のUKロックのフレーバーがある。 だけど、もちろんそれだけでは無く、イギリスに限らず、アメリカや様々な国のロック、ヘヴィ・メタル、ポップスなどのエッセンスが、草野さんの紡ぎ出す曲の中には含まれている。 ほんと、「引き出しが多い方だな~」 って思います。

 これが、全体の感想ですが、ちょっとここは、話し方が固かったかな ・・・ 私は、音楽ライターでも評論家でも無いのでね、なるべく、面白く楽しく、感想を綴っていこうと思っています。 なので、「表現が違っている」 、「言い方が失礼だ」 、「何も分かってない」 などのご指摘もあるかと思いますが、なにぶんその辺は、よしなに、という事で。

 では、まず、アルバム収録曲の曲名を列記したいと思います。

 「見っけ」

 ① 「見っけ」

 ② 「優しいあの子」

 ③ 「ありがとさん」

 ④ 「ラジオデイズ」

 ⑤ 「花と虫」

 ⑥ 「ブービー」

 ⑦ 「快速」

 ⑧ 「YM71D」

 ⑨ 「はぐれ狼」

 ⑩ 「まがった僕のしっぽ」

 ⑪ 「初夏の日」

 ⑫ 「ヤマブキ」

 ⑬ 「ブランケット」 ( 「デラックス・エディション」 のみ収録のボーナス・トラック)

 と、なっています。

 それと、全体の感想のもう一点ですが、今回は生き物の 「名前」 が、ほとんど歌詞の中に登場しないんですよね。 出てくるのは、「快速」 の中の 「草原のインパラ」 、「はぐれ狼」 の 「狼」 、「ブランケット」 の中の 「アメーバ」 のみ。

 生き物の名前で擬人化し、幅広い意味で解釈ができるようにっていう楽しい手法で歌詞を書く事が多かった草野さんですが、今回は、それの代わりに 「君」 や 「僕」 が、とても多い。

 これは、どういう事を意味するのか?

 考えるまでも無い、ですよね。 自分は自分でしか無いし、だから自分なんだ。

 君は君でしか無い、だからこそ君なんだ。 という強い気持ちの表れ。

 よりストレートな歌詞で、臨み挑んだアルバム。

 サウンド面でも、ロックは思い切りロック! バラードは、切なく心を打つ。 とにかくストレートなわけです。

 心が揺さぶられないわけが無い。

 私自身の中では、スピッツ史上、最高のアルバムだと思っています。

 どの曲が、自分的には一番かな? って考えながら最初、聴いていましたが、それはすぐにやめました。 1曲1曲が全て、素晴らしかった。

 
 では、1曲目 「見っけ」 から。 行きますよー!

 アルバム1曲目にふさわしい、聴いていて、とてもテンションが上がる曲。 「やったるでー!」 って感じ。 きっとアルバム・ツアーのライヴでも1曲目の演奏になるでしょうし? (あくまでも予測) スピッツの皆さんも 「おーし! 今夜も決めてやるぜベイビー! ショーの始まりだぜ!」 ってな感じになるんでしょう。

 なんかね、キラキラしてるんですよね~。 草野さんが作ったというコンピューターのシークエンス・フレーズが、功を奏しているんだと思いますが。 この辺は、80年代のダンス・ミュージックを彷彿させるものがあったり?

 「再会へ!」 で始まる歌詞ですが、途中、「そんな君を見っけたのは まだファンタジー?」 とか 「流星のビュンビュンで 駆け抜けろ」 「ファントム追い越して見っけるんだ」 などは、まさしく 「草野さんワールド」 で、世界・ふしぎ発見!です。 (笑) (番組の司会者の方の話しをしているわけではありません。 念のため。)

 そして、「ランディの歪んだサスティーンに 乗っていく」 という部分ですが、
 「ランディ」 とは、アメリカのギタリスト 「ランディ・ローズ」 (クワイエット・ライオット及びオジー・オズボーンのバンドの初代ギタリストで、オジー・オズボーン・バンドの全米ツアー中に遊覧飛行で乗った軽飛行機の墜落事故により、25歳で生涯を終えた) の事で、

 「サスティーン」 とは、英語で 「支える、持続させる」 という意味の動詞で、音楽用語としては、「演奏によって楽器の発生を開始した後に聞こえる余韻」 を指す。

 例として、「サスティーンが良い」 = 「音がよく伸びる」 という事ですので、

 「ランディの歪んだサスティーンに 乗っていく」 とは、要するに、

 「ランディ・ローズの 歪んで伸びのあるギター・サウンドに 乗っていく」 って事ですね。

 あ、こんな解釈した方いませんか?

 「ホームラン争いをしている阪神タイガースのランディ・バースが、歯ぎしりをしながらネクスト・バッターズ・サークルでストレッチをして闘志を燃やしている姿を見て、『俺もやってやるぜ!』 って思いながらそれを眺めているベンチの阪神の選手を描いた作品。」

 ・・・ いないね ・・・ 。 長いし ・・・ 。

 (笑) こんな感じかな。 1曲目 「見っけ」 の解説・感想は。 いやあ、文章長いな ・・・ (笑)

 この 「見っけ」 が聴ける映像があるんですが、NTT東日本のCMで起用されたものがね。 あまり聴き取れないかもしれませんが、そちらの映像を。





 ん~、今回はこの辺で終わりたいと思います。 (えー! 1曲だけー?) (笑)

 また次回、お楽しみに!


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     では、ね。