前回の 「Do They Know It's Christmas?」 からの流れで、The Boomtown Rats (ザ・ブームタウン・ラッツ) の曲を今日は。

 ブームタウン・ラッツは、Bob Geldof (ボブ・ゲルドフ) が率いたアイルランド出身のパンク、ニュー・ウェイヴのバンド。

 バンド名は、ウディ・ガスリーの自伝 「Bound for glory」 (= 邦題 ギターをとって弦をはれ) に登場するギャングの名前に由来する。

 著名なバンドになりはしたものの、その業績は皮肉にもリード・ヴォーカルであるボブ・ゲルドフのチャリティー活動の陰となってしまった。 1986年に解散。

 1977年にデビューし、翌年のシングル 「Rat Trap」 で、アイルランド出身のバンドとしては初の全英1位を獲得し、注目を浴びた。

 更に翌年のシングル 「I Don't Like Mondays」 (アイ・ドント・ライク・マンデイズ) (= 邦題 哀愁のマンデイ) でも全英1位を獲得。 今日はこの曲を。

 1979年リリースのアルバム 「The Fine Art of Surfacing」 (= 邦題 哀愁のマンデイ) に収録。

 この曲は当時、アメリカのサンディエゴで起きた16歳の少女が起こしたライフル乱射事件を描いた曲。 タイトルは、彼女の犯行動機の一つが 「月曜日が嫌い」 だった事による。

 銃社会のアメリカで2億丁を越える銃が所有される中、頻繁に起こる乱射事件のたびにこの曲がメッセージしている事柄が問われている、という。


 歌詞は、こんな感じ。 ワン・コーラス目だけですが。


    シリコン・チップが彼女の頭の中で オンになって熱くなった

    今日は誰も 学校に行けなくなる

    彼女がみんなを家から出さないから

    
    父親は それを理解できない

    娘は とてもいい子だと言っていた父

    だから 理由が分からない
   
    なぜなら 理由なんて無いから

    どんな理由が 必要なんだろう


    (教えてよ どうして) 月曜が嫌いだから

    (教えてよ どうして) 月曜が嫌いだから  銃で撃ちたいくらい 嫌い  ――


 映像は、バンド・エイドの 「Do They Know It's Christmas?」 リリースの翌年で、1985年のライヴ 「Live Aid」 (ライヴ・エイド) から。 このライヴは世界規模のチャリティ・ライヴで、発起人は、バンド・エイドと同じくボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロ。
 












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    明日は、学校や仕事が始まる、嫌~な? 「月曜日」 ですが ・・・ 頑張って行きましょう!!




                              では、また。