1970年代の日本の懐かしい青春ソングが、続きます。
今日は、かぐや姫を。
かぐや姫 (かぐやひめ) は、大分県大分市出身のお寺の住職の父を持つグループのリーダー、南こうせつ (ギター) を中心に、山田パンダ (ベース) 、伊勢正三 (ギター) ら3人のグループ。
それぞれが作詞・作曲、リード・ヴォーカルを担当する。
「神田川」 「赤ちょうちん」 「妹」 「なごり雪」 「22才の別れ」 といったヒット曲を生み出した。
1970年、南こうせつ、森進一郎、大島三平の3人で 「南高節とかぐや姫」 としてデビュー。 1年間の活動の後、解散。
1971年、高校の後輩だった伊勢と、別のフォーク・グループを脱退したばかりの山田と共に、「南こうせつとかぐや姫」 を結成し、シングル 「青春」 で再デビュー。
吉田拓郎らの協力を得て制作されたファースト・アルバム 「はじめまして」 は、5万枚を売り上げた。
1973年にリリースされたシングル 「神田川 (かんだがわ) 」 は、最終的に160万枚を売り上げる自己最大のヒットとなった。
その次のシングルに南こうせつが考えていたのは、「22才の別れ」 か 「なごり雪」 だったが、映画のタイアップとの絡みでレコード会社側が一方的に決めた 「赤ちょうちん」 (この曲からグループ名が 「かぐや姫」 となる。 ) をリリースする事になった。 その後もアーティスト側の意志が無視される事が続き、その事が原因で解散が早まったと言われている。
1975年、東京の神田共立講堂で行われた解散コンサートを最後に解散。 南こうせつと山田パンダはソロ、伊勢正三は、フォーク・デュオ 「風」 として音楽活動を継続した。
今日の曲 「なごり雪」 は、シングルとしては発売されず、1974年のアルバム 「三階建ての詩」 に収録。 翌年、イルカがカヴァーし、大ヒットを収めた。
現在に至るまで、日本の早春の季節を歌う代表曲となっていて、多くのアーティストにカヴァーされている。
映像は、2本。 伊勢正三が歌う、当時のかぐや姫のライヴからと、イルカのヴァージョンもライヴで。
ちなみにイルカさん、何故 「イルカ」 という芸名になったかというと、女子美術大学のフォーク・ソング同好会に在籍していた当時、皆がギター・ケースを持って帰る姿を見て、「イルカの群れみたい」 と言ったのがきっかけで、周囲から 「イルカ」 と呼ばれるようになったという。
イルカは、東京都中野区出身。
the KAGUYAHIME forever/かぐや姫

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では、また。