「21 ガンズ (21 Guns) (トゥエンティ・ワン・ガンズ) 」 は、アメリカのパンク・ロックバンド、グリーン・デイ (Greenday) の楽曲。

 経済危機や環境問題など、21世紀最初の大きな危機がテーマとなっている2009年リリースのアルバム、「21世紀のブレイクダウン (21st Century Breakdown) 」 に収録。 このアルバムからのセカンド・シングル。

 アルバムは、第52回グラミー賞の 「最優秀ロック・アルバム賞」 を受賞した。


 「21 ガンズ」 、歌詞はこんな感じの歌い出し ・・・


  戦いの価値とは何?

  死ぬ事に価値なんてあるのかい?

  そんな思いが君を苦しめているんじゃないか?

  そして、窒息感を感じるだろう?

  その痛みは 誇りよりも価値があるのか?

  そして 探すだろう 隠れる場所を

  誰かが 君の中で 心を破壊したのかい?

  君は 残骸の中にいる


  1発 ・・・ 21発の礼砲

  もう、腕を休めて 戦いに終わりを告げよう

  1発 ・・・ 21発の礼砲

  武器を投げ捨てよう 空に向かって

  君も 僕も ・・・



 どんな曲の歌詞もそうですが、本当の所の意味は、作った本人にしか解らないもの ・・・

 更に英詞を和訳するとなると、そこで、またニュアンスが違ってしまう ・・・ という事もよくある事ですね ・・・ 。

 この曲は、「guns」 をどう、訳すか? が、焦点になると思います。

 「礼砲」 と訳していた方がいらっしゃたので、そちらの訳を採用させて頂きました。

 「礼砲」 とは? ・・・

 国際儀礼上行われている、大砲を使用した軍隊における礼式の一種。 空砲を発射し、経緯を表明する。英語では 「Gun Salutes」 と言う。

 礼砲が行われるようになった当初は、礼砲は奇数、弔砲は偶数という慣例があっただけで、発射数に制限は無く、際限なく発射されていた。

 王政復古したイギリスにおいて、苦しい財政事情の中で、1675年、当時の海軍本部書記官長サミュエル・ピープスが経費節減の一環として、礼砲の発射数を規定し、最大発射数を 「21発」 とした。

 この時定められた発射数が、現在に至るまで踏襲 (とうしゅう) されている ・・・ との事。


 「戦いの価値とは?」 「死ぬ事に意味があるのか?」 という歌い出しでもわかるように、おそらく 「21Guns」 は、「21発の礼砲」 と思われます。 それは 「君」 というのは、「兵士」 ではなく、「大統領」 の事なのかもしれないので。 「大統領」 なら、戦死した兵士を弔う 「21発の礼砲」 を撃つ式典に出席するでしょうし、 「兵士 は、戦場で21発しか弾を撃たない」 って事はないですから ・・・ 。

 何にしても、アメリカの軍事政策を暗に批判している内容と、取れるわけです ・・・ 。

 それと、アルバム・タイトルの 「21世紀 ~ 」 の 「21」 とも、かけているのかな? ・・・

 作詞:ビリー・ジョー・アームストロング / 作曲:グリーン・デイ


 映像は、アップした方が、PVに英語詞を加えてアレンジしたもの (音声少し、大きめ )。 と、日本でのライヴ。























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        では、また。