2011年、ラストを飾る曲は、斉藤和義さんの 「おつかれさまの国」 です。
3月に起きた東日本大震災、福島原発事故を受け、自身のヒット曲 「ずっと好きだった」 のタイトル・歌詞を変え、政府や原発の批判をした 「ずっとウソだった」 の弾き語り映像を You Tube にアップしたのは、記憶に新しい事ですね ・・・ 。
とても、勇気ある行動だし、歌詞の内容には、共感・共鳴、致しました。
ところで、「原発事故」 という言い方ですが ・・・
当初、私は、原発事故という言い方は、おかしいのでは? と、思っていました。 というのは、「事故」 とは、「誰かの過失があり、起こる事」 という意味で、とらえていたからです。 大地震があり、津波が押し寄せ、それによってトラブルが起きたもので、誰にも避けられないものであったと ・・・ 。
確かに、その事が引き金になったのは、事実です。 しかし、少しづつ、わかってきたところによると、今回の福島原発事故は、「人災」 によるところが大きかったという事 ・・・。
特に、電力が停止し、冷却装置が作動しなくなった事や、水素爆発が起こり、放射線が放出された後の東電や枝野官房長官の発表やマスコミの報道もまずく、被害 (被爆や放射能汚染) が、無駄に拡大してしまった ・・・ 。 まさに、「原発事故」 という言い方で正しかったのだ ・・・ と、思わずにはいられなくなりました ・・・ 。
また、原発事故以降、私達は、生きていくために必要な根源的な酸素や水、食物が放射線によって汚染され、「どうやって生きていったらいいのだろう? ・・・ どうやって、子供達を守っていったらいいのだろう? 」 ・・・ と、思い悩みました ・・・ 。
なぜ、こんな事に? ・・・ から、始まり、私自身も今まで知らなかった事を自分で調べたり、ラジオ・新聞・テレビニュースに噛り付き ・・・
特に、ラジオ。 その中でもAMラジオ、文化放送の 「吉田照美 “ ソコダイジナトコ ” 」 では、日替わりのコメンテイターやゲストの方々の話しの中で、多くの、語られない、報道されない事実に愕然としたものです。
「今、自分にできる事は何だろう? 」 と ・・・ 出た答えは、多くの人がそうだった事でしょうが、「与えられた今の仕事を、精一杯、懸命に遂行する」 、それが、日本経済を落ち込ませないために、そして経済を廻し、ゆくゆくは、被災地の方達を救う事に繋がると ・・・
今年は、ほんと ・・・ 疲れましたね ・・・ 。
ただでさえ、景気が悪く、給料も安く、最少人数で最大限の仕事量をこなす事を求められ、転職しようにも、求人が少なく、それもままならない ・・・ そんな近年の状態で、この震災によってまた、仕事量が減ったりしてね ・・・ 。
一家の台所を担うお母さん方、育児中のママさん達も、「どこの産地の、どの食材なら安全なのか? 」 「雨の日に子供を外で遊ばせて大丈夫なのか? 」 などなど ・・・ 大変だったと思います ・・・ 。
そんな、疲れてしまった人達に ・・・ この曲を、と思いました ・・・ 。
斉藤和義さんの 「おつかれさまの国」 は、2008年リリースの35枚目のシングル。
この曲は、当初CMソングとしてオンエアされていたが、直後からレコード会社に2000件を超える問い合わせが来た。 それを受け、着うたを配信したところ、1日あたり約12000件のダウンロードがあったため、急遽、CD化が決定した、との事。
作詞:一倉 宏 / 作曲・編曲:斉藤和義 アルバムには、現在のところ未収録。
映像は、ライヴ。
おつかれさまの国/斉藤和義

¥1,260
Amazon.co.jp
今年も一年、ありがとうございました。
来年もどうぞ、よろしくお願い致します。
よいお年を ・・・ ではなく、
よい年に ・・・
よい国に ・・・ していきましょう ・・・
未来の子供達のために ・・・
では、また。