ゴールデンウィークに入りました。 人によっては、10連休という方もいらっしゃるようです。

 そして、その連休を利用して東北方面にボランティアに行こうと、考えている方もいるようです。

 しかし、ボランティアへの申し込みが多数あり、対応しきれないので、地域によっては、お断りしている所もあるらしい。

 今回の震災、原発事故では、私も多くの事を考えさせられ、色々な事を調べたりしていく上で、知らなかった事の多さに愕然としたり、何やら虚無感にさいなまれたりもしました ・・・ 。

 福島原発では、依然、予断を許さない緊張が続いていて、自分の命も省みず、働いている方が大勢います。

 私の周りの人の話しですが、「原発反対! 反対! って言ってる奴がいるけど、反対するって言うだけなら子供だってできる! 」 という意見の人もいました。

 「代替のエネルギーの事も考えて言え! 」 と ・・・ 。

 確かにそうでしょう。 しかし、今こういう時に声を上げなければ、いつ自分の考えを主張すればいいのか? 何をきっかけに人々は、立ち上がればいいのか? ・・・ と思います。

 世界中の多くの人が、今回の福島での事を受け、「やはり、原発は危険だ! 」 「安全なんて大ウソだ! 」 と、憤り、立ち上がっています。

 それで良いと思います。 国レベルで、地球レベルで、大きなムーヴメントになって、変えていかなければならない事は、変えなくては ・・・ 。

 「原発をやめる」 或いは 「増設はしない」 と言うんだったら、代替のエネルギーの事は、もちろん考えなければなりませんし、今までの余計な (過剰な) 電力の消費も考え直さなければなりません。 節電に関しては、石原東京都知事が、またまた過激な発言で 「パチンコ屋と自動販売機」 の事を言ってました。

 パチンコ屋・自販機関係を仕事にして、生活している人がいるのは、百も承知だけど、今回ばかりは 「うーん、そうだなー ・・・ 」 と思ってしまいました。

 代替のエネルギーの事に関しては、一庶民が、「どうやったら、太陽光発電パネルで効率良く電力に変換して、それを安価で製造できるか? 」 とか、「どうしたら、原発で作られた電気が、長い送電線を経由している間に出るロスを減らすか? 」 とか、「風力発電をする際に出る低周波は、どういしたら減らせるか? 」 ・・・ なんて事は、考える時間も知識も技術も無い訳で ・・・ 。

 専門家の方々に任せるしかありません。

 で ・・・ 一般庶民ができる事と言ったら、「原発反対! 」 と。

 菅総理が避難所を訪問した際、「あなたも此処で寝起きして、生活してみてください! 早く私達を家に帰らせて下さい! 」 と、避難所暮らしをしている人に言われているシーンをニュースで見ました。

 今現在、そんな事を総理大臣に言ったってどうしようもない事なんですが、やはり、言わなければと思いました。

 今日のブログタイトル 「戦争と原子力開発 ・・・ 」 について。 これは、あくまでも私個人の考察なので、間違っているかもしれませんが ・・・ 。

 そもそも何故、世界の国々は、原子力開発に着手していったのか?

 文明が近代化するにつれて、人々の暮らしや産業に大量の電気エネルギーが必要になった ・・・ というのは、言うまでもないでしょうが、もう一つ、軍事的な意味合いの側面があったのではないか? と。

 世界の歴史は、戦争の歴史でもあった。 一瞬にして大量の人間を殺傷できる兵器を持ちたい、と思うのは、どの国の軍隊でも同じでしょう。 だから、剣が銃に代わり、マシンガンや大砲を持つようになり、爆弾を作るようになっていった。 そういう兵器があれば、簡単には敵は攻め込んで来ないし、自国の兵士や民間人の犠牲者も少なくて済む。 威嚇と自衛の意味があった。

 仮に、アメリカよりも先に日本が原爆を作れていたとしたら、きっとそれを使った事でしょう ・・・ 。

 そして、その核兵器を生み出すためには、原子炉が必要で、原子炉があれば原子力発電も行えて、広い地域に多くの電力を供給できるようになり、国の産業も発展し、一石二鳥だったのではないか? と ・・・ 。

 日本は、先の大戦で負けた事により、当初は、原子力に関する研究は全面的に禁止された、というのは前にも書きましたが、しかし、終戦から7年後のサンフランシスコ講和条約で研究が、解禁されたのは何故だったのか?

 エネルギー資源の乏しい、貧しい日本が、復興していくためには原子力開発が必要だと、アメリカは思ってくれたのだろうか?

 或いは、アメリカは、ウランを濃縮させる技術を持っていたので、その濃縮技術料を永代的に取れるように利用したのか? ・・・

 何にしても、日本は敗戦国で、「無条件降伏」 をした国。 連合国側のアメリカは、日本をアメリカの属州の一つと考え、復興・発展は助けていってあげるが、代わりに、日本がこれから得るだろうお金を多く頂いていきますよ。 とするのは、何ら不自然な事ではない。

 いずれにしても、日本に関しては、アメリカの言いなりにならざるを得ない過去からの歴史があった。

 そして日本は、核の恐ろしさを身を持って体験した唯一の国であったにも関わらず、核反応を引き起こす原子の力 (悪魔の力) を受け入れてしまった ・・・ 。


 ――― 最近は、私のブログでは、長々と書いてしまった文が多く、また、重く暗くなるような内容が多くなってしまったにも関わらず、読んでくださって、本当にありがとうございます。

 この後、もう1曲、浜田省吾さんの曲を取り上げさせて頂き、最近の原発関連の話題は、一旦終了させて頂きます。

 ゴールデンウィークだし、元気を出し、私も子供を何処かへ連れて行ってあげたり、楽しい思い出も作ってあげなければならないので、少しブログは、お休みします。

 休み明け、震災前に特集していた 「1960年代初頭のアメリカン・ポップス」 の続きをやりたいと思っています。

 

 

        では、浜省さんの曲で。