「アウト・イン・ザ・ストリート (Out In The Street) (= 邦題 表通りにとびだして) 」 は、1980年にブルース・スプリングスティーン (Bruce Springsteen) が発表した2枚組アルバム 「ザ・リヴァー (THE RIVER) 」 に収録。

 このアルバムは当初、「タイズ・ザット・バインド」 のタイトルで、1979年に1枚組アルバムとして発表される予定であった。

 しかし、スプリングスティーンは、これを 「軽すぎる」 と判断し、アルバム・タイトル・ソングの 「ザ・リヴァー」 を書いた後に、暗い曲を追加した。 そのためアルバムは、軽い曲と厳粛な曲との混合で有名になった。

 これは意図的なものであり、明暗の対比を示したもの。

 スプリングスティーンは、インタビューで以下のように語った。

 「ロックンロールはいつも楽しく、確かにハッピーだ。 人生においては最も素晴らしいものだな。 だけど、ロックには厳しさ、無情さ、そして孤独もあるんだ ・・・ 俺は、人生にはこんな矛盾があるという理解にたどり着いた。 君らも同じことだぜ。 ・・・ 」


 ちなみに、「ザ・リヴァー」 に収録された、その明と暗を代表する曲でもある 「Sherry Darling (= 邦題 愛しのシェリー) 」 と 「The River」 の2曲は、1979年の 「MUSE (Musicians United for Safe Energy) (安全なエネルギーを求めるミュージシャン連合) 」 のコンサート、「NO NUKES」 (原子力発電所建設反対運動) ( 「すべての核に反対する」 という意味。 NUKEは、NUCLEAR (核) の事。 ) で披露され、この様子は1980年のドキュメンタリー映画 「ノー・ニュークス」 に収録されている。

 
 ・・・ さて、ごきげんなロック・ナンバー 「アウト・イン・ザ・ストリート」 の歌詞は、こんな感じ ・・・ 。


    一張羅の服を着ろよ、ダーリン

    今夜 パーティがあるんだ
  
    一日中 辛い仕事をあんたはしてきた

    だから 今夜は楽しむんだ




    仕事の終わりのサイレンが鳴ると

    俺は外に飛び出し

    家に戻り 仕事着を脱ぐ

    通りに出たら 俺は歩きたいように歩き

    通りに出たら 話したいように話す

    通りで待ってるよ いいかい 今夜 ・・・


    







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       では、また。