ジャクソン5 (The Jackson 5 、The Jackson Five) は、1968年から1975年までモータウンと、1975年から1990年の解散までは、エピック/CBSレコード (CBSとの契約時に 「ジャクソンズ」 と改名) と契約を結ぶ。
デビュー曲 「I Want You Back」 を皮切りに、「ABC」 、「The Love You Save (= 邦題 小さな経験) 」 、「I'll Be There」 と、全米1位となるヒットを連発し、一躍スーパースターとなった。
初期のヒット曲のほとんどが、「ザ・コーポレーション」 と呼ばれる作曲家・プロデューサーのチーム (モータウンの創立者ベリー・ゴーディ・ジュニアを中心に、デック・リチャーズ、フレディ・ぺレン、フォンス・ミゼルを加えたチーム) によるもの。
今日の曲は、そんな中の1969年リリースのデビュー曲 「アイ・ウォント・ユー・バック (I Want You Back) (= 邦題 帰ってほしいの) 」 を。 アップテンポの明るい曲です。
全米1位、全英2位を獲得。リード・ヴォーカルは、録音当時10歳だったマイケルが担当。
ジャクソン5・ベスト・セレクション/ジャクソン5

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ジャクソン5のサウンドは、1960年代の多くのビッグスターの影響を受けている。
特に、スライ&ファミリー・ストーンやアイズレー・ブラザーズといった家族編成のファンク・バンド、ソウルの先駆者であるマーヴィン・ゲイ、ドゥー・ワップのボーイ・バンドであるフランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ、そして、ウィルソン・ピケット、ジャッキー・ウィルソン、スティーヴィー・ワンダー、ジェイムズ・ブラウンなどのソウル歌手の影響を強く受けた。
ジャクソン5が、最初の成功を収めた頃、モータウンは、多くのスターを生み出している。
スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、テンプテーションズ、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス (スプリームズ )がその代表。
これら多くのスターから、歌い方やダンスなどを採り入れている。
リード・ヴォーカルを複数置くスタイルは、ファミリー・ストーンからの着想であるし、マイケルは、ジャッキー・ウィルソンやジェームズ・ブラウンの情熱的な歌やダンスを自らのそれに採り入れた。
では、また。