今日の曲マイケル・ジャクソン (Michael Jackson) の 「ブラック・オア・ホワイト (Black Or White) 」 は、アルバム 「BAD (バッド) 」 以来、4年ぶりの発売となったスタジオ・アルバム 「デンジャラス (DANGEROUS) 」 (1991年リリース) に収録。

 アルバムは発売直後から売り上げを伸ばし、6週目にして1千万枚を突破した。 「スリラー」 以降では最大のヒット作となり、現在までの全世界での売り上げは3100万枚以上を記録している。

 そのアルバムからの先行シングルとなった 「ブラック・オア・ホワイト」 は、作詞・作曲はマイケル自身で、ラップ歌詞とギターは、ビル・ボトレルによる。 イントロのギターは、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュが担当。

 歌詞の内容は、タイトルからもわかるとおり 「黒か白か?」 という 「肌の色」 の事で、人種差別的な事について歌っています。

 ――― 彼女を 白人か黒人か 勘ぐるのは止めてくれ

       君は 僕の彼女が黒人か白人か 気になるんだろう?

       だけど そんな事は 重要ではない ・・・ ―――


 映像は、1992年にルーマニアの首都 「ブカレスト (Bucharest) (英語の発音では、ビューカレスト) 」 で行われたライヴのもの。

 曲前の映像に出演している子供は、ご存じ、映画 「ホーム・アローン」 や 「マイ・ガール」 で有名になった子役のマコーレー・カルキン君。

 しかし、「君」 って、彼は今年の夏には誕生日を迎えて 「31歳」 になるんですけどね ・・・ 。

 子供、子供って思っていたら、もうそんなに ・・・ というパターンのやつですね。

 あっ ・・・ では、曲を。






 整形手術を始めてからのマイケルの顔は、痛々しくて見ていられないというのが、私の感想で、「どうして、そこまで? 」 と思ってました ・・・ 。

 曲の中では、「肌の色なんか、重要な事ではないだろう? 」 と歌っていながら、1991年という時代になってもまだ、やはり、マイケルの (マイケルに限らず、多くの黒人達に言える事でしょうが ・・・ ) 心の中には、重くのしかかっていたコンプレックスというものがあったのでしょう。

 ジャクソン5として兄弟達とデビューした頃のほんの数年前までは、白人達主導のショービズの世界。 音楽業界も黒人アーティストのギャラや印税が、搾取されるというものが当たり前に行われていて、それで、「黒人による黒人のためのレコード会社を作ろう」 という事で 「モータウン」 が設立された訳で、ジャクソン5の頃から、嫌な思い、辛い事もたくさんあったのでしょう ・・・ 。

 最近のニュースでは、マイケルが亡くなった時の司法解剖時には、実は 「髪の毛はカツラで、坊主頭だった」 というのを見ました。

 映画 「THIS IS IT」 の中で、マイケルは、「あと、4年の内には、地球環境の改善のために、何らかの手を打っていかなければならない、4年でやるんだ! 」 と言っているシーンがありました。

 自身のコンプレックスを克服できたのか、満足だったのか、失敗だったのかは分かりませんが、商業的には成功したマイケルは、「次に何をやらなければいけないのか? と考えていたのでしょうか? 」 、薬の副作用などで体が蝕まれてきているのを感じていて、早くて自分の寿命は、或いは、精力的に活動できるのは 「あと、4年」 と思っていての発言だったのかな? なんて思ってしまいます ・・・ 。

 コンサート・ツアー 「THIS IS IT」 は、行われていれば、もちろん、現在、最高峰のステージになっていたでしょう ・・・ 。

 映像、音響、舞台演出、ミュージシャン、ダンサー達のレベルも凄いものがありました。

 本当に残念でなりません。

 私のブログでは、2010年12月15日に取り上げさせて頂いたマイケルの新曲、「ホールド・マイ・ハンド」 には、以来、今でもアクセスがあり、毎日マイケルの事を考えずには、いられません ・・・ 。


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 さて ・・・ 2月14日に、こちら千葉でも雪が降った事から想像を巡らせ、雪 = 白 = White という事で、パッと思い浮かんだ曲の中から好きな曲、アーティストを続けましたが、明日、もう一曲 「White」 が付く曲で締めさせて頂きます。



   では、また。