今日は、1970年代のバリバリ・ロックンロール姉ちゃん、スージー・クアトロの登場です。

 スージー・クアトロ (Suzi Quatro) は、1950年6月3日生まれ。 アメリカ、ミシガン州・デトロイト出身。
 歌手、ベーシスト、ラジオ・パーソナリティー、俳優。 女性ロッカーの先駆者。

 イタリア系の父、ハンガリー系の母のもとに生まれる。

 1965年、3人の姉と The Pleasure Seekers を結成し、アメリカ各地やベトナムをツアー。

 1969年に独立して、LA で Cradle を結成。

 1970年にデトロイトで歌っている際、ジェフ・ベックのモータウン・スタジオでのレコーディングのために同地に来ていた、音楽プロデューサー、ミッキー・モストによって高い評価を受ける。

 1971年、ミッキーを頼って渡米。

 1972年、ミッキー自身のレーベルから UK におけるファースト・シングル 「Rolling Stone」 を発表したが、フォーク・ソング調の曲で、さほど売れず。

 73年に入ってから、ハードロック路線へのイメージ・チェンジのためにソングライティング・チームを迎え、セカンド・シングルの 「Can The Can」 は、UK を含むヨーロッパなどでナンバーワン・ヒットを記録。 続いてリリースされた2枚、「48Crash」 「Daytona Demon」 も大ヒット。

 74年にも 「Devil Gate Drive」 「Too Big」 「The Wild One」 がイギリスで大ヒットし、ファースト及びセカンド・アルバムも成功を収めた。

 日本でも、70年代の終わりまで大変な人気があった。

 しかし、母国アメリカでは、それほどヒットせず、1979年に 「Stumblin' In (= 邦題 メロウな二人) 」 が全米4位で初の大ヒットとなった。

 今日の曲は、前述の1974年リリースの 「ザ・ワイルド・ワン (The Wild One) (= 邦題 ワイルド・ワン) 」 。 全英チャート7位。

 この曲は、日本のロックバンド BOOWY が、シングル曲 「Marionette」 のB面曲として、氷室京介とデュエットしたヴァージョンを発表した。 (1987年) 同時にレコーディングしたものではなく、日本で録音したオケをイギリスに送りスージーに歌ってもらい、日本でミキシングするという手法で作られた、との事。


 映像は、スージーやメンバーの写真のスライド・ショー。 それともう1本、当時のスタジオ・ライヴでのもの。
(これは、ちょっと演奏の音が薄っぺらい感がありますが、しょうがないか? ・・・ )










グレイテスト・ヒッツ/スージー・クアトロ

¥1,784
Amazon.co.jp




    では、また。