TM NETWORK (ティーエム・ネットワーク) は、小室哲哉 (シンセサイザー) 、宇都宮 隆 (ヴォーカル) 、木根尚登 (ギター) の3人で構成される音楽ユニット。

 1984年にデビュー。 1990年にユニット名を 「TMN」 にリニューアル。 1994年に活動終了したが、1999年に再び TM NETWORK として始動。

 楽曲制作は主に、小室と木根が担当。 作詞は、シンガー・ソングライター、小説家の小室みつ子 (ペンネームの場合、西門加里) によるものが多い。 (ちなみに、小室哲哉さんと偶然、苗字が同じだが、二人に血縁・婚姻関係は無い。)

 初期の3作のアルバムまでは、当時洋楽の主流であった、ニューロマンティック (シンセサイザーを多用したエレクトロ・ポップ) の影響が色濃く見られた。 1986年のアルバム 「GORILLA」 で、FUNK,PUNK,FANS の要素を組み合わせた 「FANKS」 という造語を前面に打ち出し、楽曲スタイルに変化が見られたがヒットには繋がらなかった。 4thアルバム 「Self Control」 の頃には、小室の楽曲にオリジナル性が確立され、テレビの音楽番組に出演するなどしたが、それでも、まだヒットと呼べるには程遠く、ディレクターをはじめとするスタッフ間で 「売れるシングルを」 との協議のすえ、誕生したのが1987年のシングル 「GET WILD」 だった。
 この曲のヒットにより、TM NETWORK の方向性が確定的なものとなった。

 今日は、その曲 「GET WILD (ゲット・ワイルド) 」 を。 1987年リリース。

 作詞:小室みつ子 / 作曲・編曲:小室哲哉

 同年リリースのヒストリー (ベスト) ・アルバム 「Gift for Fanks」 に収録。

 映像は、1987年の武道館でのライヴ。 サポート・メンバーのギターは、後の B'z の松本孝弘(1985年 - 1989年) 。





 そして、もう1本。 18年の時を経た、2005年のライヴでの 「GET WILD」 。

 「TM-tribute Live 2005」 という事です。 シンセは、小室さんではなく、朝倉大介さんが担当。 サポート・メンバーのギターは、葛城哲哉 (1990年 - ) 。





Gift for Fanks/TM NETWORK

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 ユニット名の 「TM」 とは、メンバーが住んでいた、と同時に音楽活動を始めたホームタウンとも言える東京都多摩地域の 「多摩 (たま) 」 (TaMa) が、その由来。
 しかし、その由来がユニット名としてあまりパッとしないという理由で再検討され、「タイムマシン (Time Machine) 」 の略として 「TM」 、木根の発案の 「NETWORK」 (語呂は、メン・アット・ワークからヒントを得たという) が付けられ、TM NETWORK になったとの事。




     では、また。