昨日のトム・ぺティの流れで、今日は、トラヴェリング・ウィルベリーズを。
トラヴェリング・ウィルベリーズ (Travelling Wilburys) は ・・・
ジョージ・ハリスン (George Harrison) 、ロイ・オービソン (Roy Orbison) 、ボブ・ディラン (Bob Dylan) 、トム・ぺティ (Tom Petty) 、ジェフ・リン (Jeff Lynne) のメンバーからなる 「覆面」 バンド。
各アーティストの所属レコード会社が異なる関係上、全員が 「ウィルベリー姓の兄弟」 という設定で、「実名を伏せ、サングラスを着用する覆面バンド」 というコンセプトであった。
バンド結成のいきさつは、1988年、ジョージ・ハリスンがアルバム 「クラウド・ナイン」 からのシングル・カットで、「This Is Love」 のB面に新たな曲が必要になった事を、一緒に食事をしていたロイ・オービソンとジェフ・リンに相談。
3人でレコーディングするために、ボブ・ディランのホーム・スタジオを借りる事になり、ジョージ・ハリスンは、トム・ぺティに預けてあったギターを取りに行ったついでにトムも誘い、ディランも説得して5人で 「ハンドル・ウィズ・ケア」 をレコーディング。
曲の出来が良かったため、レコード会社からも 「アルバムにできないか?」 と持ちかけられ、バンド結成に至った。
そして、アルバム 「トラヴェリング・ウィルベリーズVol.Ⅰ」 がリリースされ、大きな成功を収めた。 1989年のグラミー賞では、最優秀ロック・デュオ/グループ賞を受賞した。
「トラヴェリング・ウィルベリーズVol.Ⅱ」 のレコーディング中にロイ・オービソンが急死。
正式なリリースはなく、「Vol.Ⅲ」 は、ロイ・オービソン抜きの4人で制作し、リリース。
結果的にバンドとしての活動は、アルバム2枚をリリースしただけであったが、彼らのミュージシャン・シップを感じ取る事のできる極めて有意義なものだった。
今日の曲は、「Vol.Ⅰ」 からの 「ハンドル・ウィズ・ケア (Handle With Care) 」 を。
ちなみに、ジョージ・ハリスンの 「This Is Love」 のカップリングの曲は、違う曲になったそうです。
映像は、PV (公式) 。
Traveling Wilburys 1/Traveling Wilburys

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では、また。