一夜明け、まだ、昨日のマリーンズ優勝の 「興奮冷めやらぬ!」 、といった感じです。
応援しているほうも、本当に疲れました。 清田選手もビールかけが終わり、スタジオに呼ばれた時のインタビューで、「疲れました!」 を連発していました。 ほんと、正直なやつです!
私自身、今日から3連休なので、疲れを取り、ゆっくりと勝利の喜びを噛みしめたいと思っています。
昨日の夜中にテレビのスポーツ・ニュースをあちこち見ていたら、ノム (野村克也) さんが、今回の日本シリーズについて、コメントしている番組がありました。 その中で、ノムさんは、「クライマックス・シリーズの存在意義を疑問に感じている」 、というような発言がありました。 「長いレギュラー・シーズンを戦ってきて、3位だったチームが、ポンと出て来て、がんばってレギュラー・シーズン1位になったチームを負かして、日本シリーズに出て、日本一になってしまうというのは、如何なものか? ソフトバンク・ホークスは、どういう気持ちになるんだ?」 、という内容のものでした ・・・ 。
個人的な意見としては、私も、このクライマックス・シリーズというのは、必要無いと思っています。 3年前だったかな? 「クライマックス・シリーズ」 というシステムが、導入された時、読売ジャイアンツが、ペナント・レースを制したにもかかわらず、日本シリーズ出場権を中日ドラゴンズに取られてしまう、という事がありました。 それには、本当にがっかりしました。 先程のノムさんの意見と同じです。
しかし、「日本の野球をもっと面白くできないか?」 「ペナント・レース1位が決まってしまった後の無駄なつまらない消化試合を何とかできないか?」 という事で、アメリカ・メジャー・リーグが採用しているようなこのシステムを野球関係者・業界の方々が真似て、決めたものです。 当時、サッカーのJ・リーグ人気に火が付き、スポーツ・ファンを多く、サッカーに取られてしまった事、日本の優秀な選手のメジャーへの流出に歯止めが効かない事などがあり、野球人気に陰りが出て来て、野球ファン獲得のための 「苦肉の策」 だったように、記憶しています。
クライマックス・シリーズというものがあるので、4位以下のチームは、3位以内に入るために最後まであきらめないで、白熱した戦いが続くし、それは、見ているファンも面白いわけです。
で、今回、このような 「ミラクル」 も起きるわけです。
ノムさんの発言で、いただけなかったのは、優勝が決まった千葉ロッテマリーンズの多くのファンが試合後の、「胴上げ」 や 「ビールかけ」 を少しでも見たくて、スポーツ・ニュースをやっている番組にチャンネルを合わせていた所で、このような発言 (というか、ボヤき?) は、しなくてもいいんじゃないか? という事です。 「そのシステムを導入する事を決めたのは、あなた方側でしょ?」 と思うわけです。 ファン一人一人が、署名運動でもして 「こういうシステムを導入しろ!」 とやったわけでもないし ・・・ 。 我々、一般の野球ファンは、決められた事の中で、単純に純粋に楽しんでいるだけです。
「ビールかけ」 をやっている会場の中継で、サブロー選手 (マリーンズ選手会長) が、アナウンサーのインタビューへの答えで、「3位からここまで来てしまったという事に対して、いろいろ、あれこれ言う方がいますが、(どのチームもその) ルールにのっとって、やっているだけです!」 というのが、ありました。 そうです、選手だって、そうなんです。 ましてや、一般のファンにはどうする事もできません。 多くの純粋なプロ野球ファンが見ている、テレビのしかも、優勝が決まった直後のスポーツ・ニュースの中で、そういう事を言うのはタイミング的にも 「どうなのかな?」 と思ってしまいました。
良くないルールだと思うんなら、変えられるのは、ノムさんなどを筆頭とする野球界に長きに渡って活躍して来た、しかも、発言に力のある重鎮達だと思っています。
それと、ノムさんは、こんな事も言っていました。 「長いシーズンを戦う、というのと、短期決戦を戦って勝つというのは、戦い方がまるで違うんです!」 と ・・・ 。 それもわかりますが、「3位のチームが日本一になるなんて。」 という発言の後での発言なので、あくまでも、マリーンズの日本一には、納得し難い、という事になってしまうと思うんですが、これは、「全く違う」 と思います。
どのチームであれ、日本シリーズに出たら、それは、「短期決戦」 なんです。 「短期決戦」 にも強くなくてはならないんです!
クライマックス・シリーズ中にラジオの中継の解説で、エモやんが言ってましたが、「マリーンズは、3位だったとみなさん思っているかもしれませんが、確かにそうなんですが、ほとんど差が無く (1ゲーム差って言っていたかな?) レギュラー・シーズンを終えたわけで、実力は1位のソフトバンクと代らないんです!」 「だから、ソフトバンクは、心して戦わなければなりません!」 と ・・・ 。 おー、エモやんわかってるやんけー! と思いましたね。
ノムさんの話に戻りますが、ノムさんにしてみたら、いつもの 「ボヤき」 だったのでしょうし、ノムさんような力も名声もある人でも 「このルールはダメだ!」 と思っていても変えられないジレンマみたいなのがあって、公共の電波を使ってより多くの同じ考えの人を増やし、世論 (ファン) と一緒に変えて行きたい、という願いがあったのかも知れないですが ・・・ 。
或いは、ミラクルが起きないように、1位には2勝のアドバンテージ、2位には1勝のアドバンテージを付けるとかね ・・・ 。 でも、そうすると、クライマックス・シリーズがつまらなくなってしまうかもしれないけど。 だって、ほぼ3位が日本シリーズに出るのは不可能になってしまうから ・・・ 。
「ビールかけ」 を締めくくる会場での挨拶で、キャプテンの西岡 毅選手が笑いをとっていました。
早稲田大学・秋季リーグ優勝後の斎藤佑樹選手のコメントで、「私には、" 何か " を持っていると、言われて来ました ・・・ 。 それは、何かと言いますと ・・・ 仲間です! 」 という感動的なコメントでしたが、それをもじって、西岡選手が、「私には、" 何か " を持っていると言われて来ました。 それは ・・・ (斎藤選手と同じ事を言うのかな? と思っていたら、後ろに回していた右手を顔の前に出し) ロッテガムです! 」 と、持っていたガムを見せて、会場を爆笑させていました! さすが、関西出身! こういう所でも、笑いをとる! はははっ。
レギュラー・シーズン後半、クライマックス・シリーズ、日本シリーズを通じて、これ程までに、夢中になって、興奮・緊張して見たプロ野球は今までありませんでした。
「何でだろう?」 と最近ずっと、考えていました。 やはり、「千葉ロッテ」 という地元のチームを応援したい! という気持ちが強くなって来たんだなーと ・・・ 。
千葉に越して来て (マリンスタジアムのすぐ傍) 15年。 それまでは、東京に住んでいて、子供の頃から巨人ファンでした。
この土地で暮らし始め、子供がやっと授かり、男の子でした。 体が丈夫な子に育てたい! とは、どの親も思うわけで、小さい頃からサッカーボールや、まり投げをして遊んであげてました。 が、あまり、うちの子は、興味を示しませんでした。 すぐ、飽きてしまって、砂遊びとか公園にあるすべり台の方に行ってしまい、「あぁ ・・・ この子は、運動はダメなのかな?」 「違う方面を伸ばしながら、育児をしたほうがいいのかな? ・・・ 」 と思っていました。
それが、小学三年生になった今年の夏前に、例年、一年に一回は、マリンスタジアムに連れて行って野球を観戦させていたんですが、セ・パ交流戦のジャイアンツ戦を観ながらスコア・ボードの見方、ルールなどを教えたら、そこから凄い興味を持ち始め、今では、そこら辺のファンよりマリーンズの選手のデータなどを覚えてしまうし、野球もうまくなってきました。 一緒になって、マリーンズを応援している間に私自身も、マリーンズファンになってしまいました。
そんな、感じで、息子を通してマリーンズに対して 「思い入れ」 が強くなったのかなー ・・・ と思います。
昨夜は、優勝が決まった瞬間、息子と抱き合って泣いてしまいました ・・・ 。
マリーンズは、この後、11月13日に東京ドームで行われる 「日韓クラブチャンピオンシップ」 に日本代表として、韓国王者のチームと戦うという試合があり、しばらくして、優勝パレードという予定になっています。
本当に、マリーンズの選手達、「和」 というスローガンのもと、「最後まであきらめない」 という強い気持ちで一年間戦ってきた姿は、立派で、感動させて頂きました!
子供達にも大きな 「夢」 や、強い気持ちを持つ 「生き方」 を教えてくれたような気がします!
本当に、ありがとう!!!
スピードスター西岡! 押さえの守護神、小林投手! メジャー・リーグなどに行く事があっても、いつしか、また、帰って来てマリーンズでプレイしてくれる事を祈っています!!
長くなってしまいましたが、今日の曲に行ってみたいと思います!
マリーンズが、日本一になった時のために予定していた曲、クイーン (Queen)の 「ウィー・ウィル・ロック・ユー (We Will Rock You) 」 と 「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ (We Are The Champions) (= 邦題 伝説のチャンピオン) 」 を。
「ウィー・ウィル・ロック・ユー」 は、作詞・作曲 ブライアン・メイ。
「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」 は、作詞・作曲 フレディ・マーキュリー。
2曲とも1977年リリースの6枚目のスタジオ・アルバム、「News of The World (= 邦題 世界に捧ぐ) 」 に収録。
同年に、この2曲が両A面でシングル・カットされ、全英2位・全米4位を記録した。 このシングル2曲は、特にラジオで続けて流されることの多かったアメリカでは、繋がった1曲と解釈される事が多く、発売以降のクイーンのライヴでも決まって最後に2曲続けて演奏されるテーマ・ソング的な地位を占める事となった。
発売当時、「我々は、世界のチャンピオンである。 時が果てるまで戦ってやる」 という、自信過剰ともとれる歌詞の内容についての批判が、英国のマスコミからなされた。
後に、ブライアン・メイは、「自分達クイーンがチャンピオンだと言っているのではなく、世界中の人、ひとりひとりがチャンピオンだと歌っているのだ。」 と、解説している。
映像は、ライヴ。 2曲が続いています。
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では、また。