ビーチ・ボーイズの5曲目、ファイナルは、70年代を通り過ぎ、80年代のこの曲。

 「ゲッチャ・バック (Getcha Back) 」 は、1985年に発表されたアルバム 「ザ・ビーチ・ボーイズ '85」 の1曲目に収録。

 この曲が作曲された時には、メンバーの一人デニス・ウィルソンはすでに亡くなっており、それを意識したためか、イントロのドラムは打ち込みで行われている。 全米28位を記録。

 アルバム 「ザ・ビーチ・ボーイズ '85」 は、バンドのサウンドをデジタル技術によって時代にマッチさせようという試みが成されたアルバムだった。
 本作以前のアルバムより売り上げは良かったが、依然として商業的には失敗作となった。


 1983年、ブライアン・ウィルソンは精神病の悪化から、再び治療を受ける事となった。 治療は功を奏し、その夏にはビーチ・ボーイズのステージに上がれるほど回復していた。 しかし、同年12月にデニス・ウィルソンが泥酔の上、溺死するという事故が起きた。

 バンドは新譜を製作する前に喪に服し、前のオリジナル・アルバム 「キーピン・ザ・サマー・アライヴ」 から5年の期間が過ぎる事となった。
 新譜を作るに当たり、時代に合ったサウンドの必要性を感じ、カルチャー・クラブのプロデューサーであったスティーヴ・レヴィンを起用し、全てのメンバーがアルバムのための曲を書き、スティーヴィー・ワンダーとカルチャー・クラブも曲を提供した。


 デニス・ウィルソンについて少し ・・・

 デニスはウィルソン兄弟の二番目。 いとこのマイク・ラヴに促され、兄のブライアン・ウィルソンを誘ってバンドを結成。 1961年に父親のマレー・ウィルソンの手引きで、ザ・ビーチ・ボーイズが結成された。 デニスは当初、音楽的経験をほとんど持っていなかったが、ドラムの演奏を程なく習得し、彼はバンドの中で最も人気を得、ステージ上でのセックス・シンボルとなった。
 
 ブライアンのバンドにおける活動が停滞するようになった後、1968年頃からバンド内の重要な作曲家となり、1970年にリリースされたアルバム 「サンフラワー」 の中の曲 「フォーエヴァー」 は名曲として名高く、彼の代表作となった。

 メンバーで実際にサーフィンを行っていたのは、デニスのみであったとの事 ・・・ 。


 映像は、PVですね。 楽しい内容の映像になっている。 ビーチ・ボーイズのメンバーも出演しています。 画質が少し悪いので、画面サイズを少し小さめにしました。





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