昨日の、ザ・バーズ(The Byrds)の「ターン!ターン!ターン!」の作者、ピート・シーガーから、少し「フォーク」、「フォーク・ロック」などの流れを見ていかなければならない(?)時が来ました。

 ちょっと説明が、長くなりそうですが、あしからず・・・。(でも、今度の中間テストに出る所かも?)(・・・)

 ピート・シーガー(Pete Seeger)は、1919年5月3日生まれ。アメリカ、ニューヨーク州・ニューヨーク市出身。フォーク歌手、シンガーソングライター、政治活動家。


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 ピート・シーガーは、20世紀半ばのフォーク・リヴァイヴァル※(1)運動の中心人物の一人。第2次世界大戦前の1940年代から、全国放送のラジオで活躍し、1950年代初めには、ザ・ウィーバーズ(The Weavers)の一員として一連のヒット作を出した。
 1960年代には、プロテスト・ソング※(2)のパイオニアとして公の場に再登場し、国際的な軍縮、公民権運動を推進した。近年では、環境問題について訴える活動を続けている。
 ソングライターとしては、「花はどこへ行った(Where Have All The Flowers Gone?)」(ジョー・ヒカーソンとの共作)、「天使のハンマー(If I Had a Hammer)」(リー・ヘイズとの共作)、「ターン!ターン!ターン!(Turn!Turn!Turn!)」などの代表作を生み出した。

 ※(1)フォーク・リヴァイヴァル

 1940年代以降のアメリカで、プロの作曲家が作った曲ではなく、民衆の間に昔から親しまれていた民謡を演奏するプロ・ミュージシャンの動きが台頭した。1958にデビューした「キングストン・トリオ」が、ポップチャートで民謡「Tom Dooley」をヒットさせた事を機に、この動きが全米に広がり、「ハイウェイメン」、「ブラザーズ・フォア」、「ピーター・ポール&マリー」、「ボブ・ディラン」など多くのアーティストが登場した。

 ※(2)プロテスト・ソング

 これらのアーティスト達は、次第に民謡だけではなく、民謡に影響を受けたオリジナル曲も歌うようになる。生活苦などをテーマにした民謡に影響を受けた彼らは、「人種差別反対」、「戦争反対」などの社会的なメッセージを込めた曲を多く発表した。これを「プロテスト・ソング」と呼ぶ。

 
 -フォーク・ロック-

 フォーク・リヴァイヴァル勃興期の演奏形態としては、バンジョー、アコースティック・ギター、ウッド・ベースという楽器編成が多く、中心楽器はバンジョーであった。しかし、次第にバンジョーは使われなくなり、アコースティック・ギターが中心的な楽器となっていった。
 フォーク・シーンで活躍したボブ・ディラン、ロジャー・マッギン、ジーン・クラークなどの多くのミュージシャンは、1964年のビートルズのアメリカ上陸に影響を受け、エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベース、ドラムスというロックの楽器編成(アコースティック・ギターを併用する場合も多い)で、演奏するようになった。これを「フォーク・ロック」と呼ぶ。


 さて、やっと、今日の曲・・・。ボブ・ディラン(Bob Dylan)の「ライク・ア・ローリング・ストーン(Like a Rolling Stone)」を。

 アルバム「追憶のハイウェイ61(Highway61 Revisited)」に収録。
 ボブ・ディランのシングルとしては、最大のヒットとなった曲。ディランの名声を神話的に高めた作品。







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            では、また。