≪我が家より国道を隔てた高台の黒松林の中にこの別荘はある≫
今日は暇つぶしを兼ねて、温故知新!歴史探訪なんちゃって・・
現在は埋め立てと高層マンションの乱立とで想像もつかないが・・
昭和初期までは眼下に白砂青松、左に房総半島
右に三浦半島。正面に富士を望む
風光明媚な恰好のリゾート地だったという。
「神谷伝兵衛」 1856~1922
日本のワイン王の異名を持つ明治の実業家であり
浅草「神谷バー」や茨城・牛久の「シャトーカミヤ」の創始者として
生涯を日本人のためにのワインづくりに捧げた。


鉄筋コンクリート造りに細かいタイルを貼った直線的なデザインは
アールヌーヴォーの影響を強く感じる。
大正7年(1918)施工以来、関東大震災にも崩れる事なく今に残る。

手入れの行き届いたアプローチ

当時は市松模様のタイルの床と5連のアーチが続くこのベランダから
夏は眼下の賑わいを見せる海水浴場と入道雲を・・
冬場には海原遠く雪をかぶった富士の姿を楽しんでたのだろう。

1F サロン ここで板垣退助伯爵主催のワインパーティが開かれた。
無垢の寄木の床と大理石をべースにフランス製の
絵描きタイルを贅沢に使った暖炉

大正ロマンな贅沢階段



葡萄棚を思わせる竹で編んだ合天井と欄間の彫り物。
随所に散りばめた葡萄に拘りが伝わって来る



浅草「神谷バー」と
今なお愛され語り継がれる
伝説のカクテル「電気ブラン」 

海風の強さを感じる黒松林

当時のこの辺りから見た稲毛の浜のイメージ画か?
砂浜に浅間神社の鳥居が描かれているが・・
現在でも国道14号線沿いの海側に残っている。

埋め立てで海岸線は3km沖になってしまったが
現在の稲毛海浜公園から見た富士
