「ニットキッチン」元社長の奮闘記 -192ページ目

『福袋』の裏話・・・。

はいはい(^-^)/



先日、またまた

Pink baby's breathさんより

別の質問を頂戴しまして、



またまた、ちょうど

タイムリーな話題でしたので

(※サクラでもヤラセでもございませんよw)



今回も

そのご質問に

お答えしていきたいと思います!(^O^)/



先ずはご質問から・・・



『~中略~ 立て続けの質問で恐縮ですが、またしても不思議に思う事がありましたので、お時間のある時に教えていただけたら嬉しいです(*^^*)
巷では、2015年の福袋に関する情報が飛び交っていますよね?
最近の福袋は、昔と違って年を越す前から中身の情報が開示されていたり、予約を受付けているお店が増えてきたように思います。
何年か前までは、売れ残りを詰めているイメージでしたが、最近はお店側が「福袋専用に作られた商品が、○○円相当も入っています!!」と公言している場合もあるのですが…(@д@)
それなのに、商品一点一点に金額が書かれたタグが付いています。
これは、お店側がどういう意図で付けているのでしょうか?
福袋専用に作られた物で、実際に店舗では販売していない筈なのに不思議です(;^_^A 』



との事です。

ますます『怒り新党』みたいに

なってきましたね。(笑)



では

サカモトデラックスがw

Pink baby's breathさんの疑問に

お答えしますね(*^-^)b





先ず、

おっしゃる通り

その昔と違って

最近の「福袋」の中身は、



「福袋」用に

作られた商品(新品)で

構成されていることが多いですよね。

(※もちろん全てではありませんが)



本来の意味とは

違って来てしまってますね(笑)



まあ、

「アウトレット」用に商品(新品)を作っちゃうのと

事情は似てますね。



もう、ほとんどの消費者が知ってる

既成事実みたいなものです。(*^-^)b



しかし、

「福袋」の場合は

商業施設からの指示や

暗黙のルールがあって



だいたい80%~90%オフに

設定しなければいけないという

決まりがあります。(*^-^)b



つまり

¥5,000で販売されている「福袋」には

5万円相当の商品が入っていなければ

「福袋」として認められないんですね。



その昔は

大量生産→大量消費の時代でしたから

どのアパレルメーカーも

売れ残ってしまう「不良在庫(キャリー)」を

それなりに抱えていました。



なので「福袋」も

何シーズンも前の「不良在庫(キャリー)」を

10点くらい詰め込んで

ハイ!出来上がり♪(^O^)/

でした。



ちょっと難しい話になりますが

そうは言っても

「不良在庫」も経理上は

「資産」ですよね。



例えば

原価3,000円で仕入れたものを

上代10,000円で販売していたとして

その90%オフは1,000円ですよね。



つまり、

いくら「不良在庫」とは言え

「福袋」に入れて販売してしまえば

1点あたり2,000円の赤字になってしまいます。



もし、

初売りで「福袋100個」を

10店舗で販売するとしたら、

赤字額は200万円になります。



でも、

「不良在庫」を

倉庫に眠らせておいても



時間の経過とともに

どのみち評価減(経理上の在庫価値を下げる処理)を

しなければならないし、場所代もかかります。



なので、

「廃棄処分して「0」になるくらいなら少しでも売上になったほうがいいよね!」

「利益も出てるし、福袋分の赤字なんて軽く吸収できるよね!」

っていう考え方でした。



アパレル各社の業績が良かった時代は

「福袋」を販売することによって出る「赤字」なんて

経営的にはそれほどインパクトはなかったんですね。(*^-^)b



しかし現在では

服がバンバン売れる時代も去り、

アパレル各社も生き残りを賭けた

熾烈な生存競争を強いられる時代です。




良くも悪くも

「在庫」を残さない

「在庫」を持ち越さない

無理をしない、こじんまり経営が主流ですよね。



消化率「命」!みたいなw



なので各アパレルメーカーも

「不良在庫」なんて

ほとんど抱えていないんですね。



仮にあったとしても

本業でそれほど利益が出てなければ

やすやすと「福袋に入れちゃえ!」なんて

言えませんよね。



ヘタしたら

福袋による赤字のインパクトが大きすぎて

会社全体が赤字に転落し兼ねないからですね。



そこで

「じゃあ福袋でも利益が出るように、専用の商品を作れば良いんじゃね?」

と考えたわけですね。



つまり

5,000円で販売する「福袋」の中身は

せいぜい原価3,000円~4,000円程度で

専用に生産した「廉価商品」です。



つまり、

10点入っていたとしたら

1点あたりの原価は300円~400円ってことになります。



アパレルの通常の「原価率」は

だいたい30%前後ですから

その法則で販売価格(上代)をつければ



本来なら、

上代1,000円程度の商品ってことになります。



問題なのはここからです。(-。-;)



上記の例で言えば

5,000円の福袋に

元上代1,000円の商品が

10点入ってるわけですから



この「福袋」は

「通常10,000円のところナント!5,000円です!」

ってことになりますよね。



これでも

じゅぶんお得なのですが、



前述の

「暗黙のルール」がありましたよね。



そうです。

「福袋は90%オフにしなければならない説!」



上記のままでは

ただの「50%オフ」です。



そこでアパレルの皆さん

良からぬことを考えてしまいました。



「じゃあ1点5,000円で売ってたことにすれば良いじゃね?」

「そんなの誰にもバレないっしょ♪」



福袋用に

原価300円で生産した商品にもかかわらず



本来ならば

上代1,000円程度の商品に

「5,000円」の上代が記載された下げ札をつけて



あたかも

「5,000円の商品が10点で通常価格50,000円のところナント!5,000円です!」

の出来上がりです(笑)



つまり、

本来ショボい商品なのを

あたかも「高い」商品が

大幅に安くなっている印象を

消費者に与えたいが為だけに

わざわざ、

ありもしない「元値」が記載された

「下げ札(タグ)」を付けているんですね。



これが

ご質問の答えです(*^-^)b



あ~あ・・・(x_x;)

それ立派な犯罪ですよね。



皆さんご存知の通り

根拠のない不当な「二重価格表示」は

独占禁止法で禁止されています。



その商品を

過去に一度でも店頭で「5,000円」で

販売した事実があれば

何の問題もありませんが、



その事実はないのに

あたかも「高かった」商品が

「安くなってる」印象を

不当に消費者に与えることは

違法になります。



実際に「福袋」を販売している

ショップスタッフも

実は「二重価格表示」が

違法行為だとは知らないケースも

多いんじゃないかなとも思います。




よくスーパーや「楽○」でも

問題になりましたよね!(b^-゜)



でもこれには

ちょっとした落とし穴がありそうで



例えば

下記のように二重線などで

わかり易く表示していて

¥5,000¥1,000



その高いほうの価格で

販売した事実がなければ

即刻お縄なのですが(笑)



「福袋」の場合、

一つ一つの商品の値段が

「二重価格表示」されているわけではないので



私もあまり

法律に詳しくありませんが

もしかしたらその辺りが

現状で「福袋」の表示価格が

問題にならない理由なのかなと

わたし的には思っています。



良く調べてみないと

わかりませんが(笑)



いずれにしても

そのブランドが大好きで

「廉価版」でも良いから

少しでも安く

そのブランドの服をゲットしたいということであれば



「福袋」は少なからず

お得であることは間違いございませんので

私は購入を止めません(笑)



しかし、

上記のような「からくり」があり

ほとんどの場合

「90%」も得をしている訳ではないので

その辺りをご理解したうえで

ご購入して頂ければ

良いのかなと思います。



私なら

普通に50%オフになってる商品を

一つずつ自分で選んで買いますけどね(笑)



ということで

また次回~(^O^)/アディオース♪




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