正常の中で浄化されてきたのか・・・ | セックスと煩悩の日々

セックスと煩悩の日々

セックスレスと愛の問題について彷徨いながら生きてみました。苦悩の記録です。不快に思う方はスルーしてください。

あの頃

 

(sexlessで苦悩して 精神もやみがちで あれこれ性の衝動に走ってしまっていた頃・・)

 

江國香織の書く媚薬のような麻薬のような小説に

取り憑かれて

貪るように読み漁った・・・。

 

 

小説にちりばめられた「不道徳な行為」も

本能に従順なまま生きようとする思考も

 

そのことで激しく揺り戻される感情も

 

全てがその頃の俺の心の傷口に

メンソールのように沁み込んでは

その痛みに酔いしれていたように

 

バランスを取りながら

生きていたように思う。

 

それは

江國の小説ばかりじゃなく

 

同じような「不道徳」といわれるようなテーマの

小説だったり

ドラマだったり

 

ブログだったり

 

映画だったり・・

 

それはスーッと心に

いつだって入ってきた。

 

 

ここ最近

 

不倫をテーマにしたドラマが

深夜滞を中心に 放送されている。

 

 

予約録画をしておいて

 

このところ忙しくてなかなか時間が取れないでたまって行っても

 

観ることができないでいる。

 

 

ふと苦しさを感じてしまっている。

 

歌舞伎町周辺の

大久保公園に立つ 立ちんぼの記事が出ていたけど

 

あんなに性風俗や裏社会の性の事情にのめり込むように貪りながら読み漁ったり

身体ごと心ごと その世界に身を預けてみたりしていたのが

 

嘘のように

身体も

心も

硬直して拒否してしまっている。

 

そうかといって

 

sexは心の底からしたいと思っている

 

恋愛だって

心の底から愛して愛されて交われる人が欲しいと願っている。

 

 

何だろう・・

 

 

仕事が忙しくて

 

没頭するように仕事に明け暮れて

正常な思考や嗜好の中で身を置くうちに

 

あのころ

 

狂うようにのめり込んでいた世界に

 

足を踏み入れることが少し怖いと思うようになっている。

 

 

それが

 

いいことか

 

悪いことか

 

精神が浄化されてきているのか

 

それとも

悪化してきているのか

 

諦めて退化してしまっているのか

 

 

わからない

 

 

 

でも

 

 

やっぱり

 

誰かに愛されていたい

 

身体ごと

 

求められる人が欲しい